Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2 修理報告

Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2

レンズの未試用期間が長期化すると、光学系カビ等の付着以外にも支障が発生する事があります。今回の様に駆動系にも影響が出るケースが多いです。フォーカス調整機構のトルク感が重い場合は、関連螺旋状部機構の汚れが主な原因ですが、このケースの場合はその汚れを除去すれば駆動が復元します。但し、その汚れの付着状態が酷い場合は、こちらで処置を施して納品後に、所有者さんの協力を得て、簡易的な処置を時々おこなって頂く必要があります。

レンズ検査ご依頼までの流れ(経緯)

頂いたメール

Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2ですが、ピント調節のヘリコイドが極めて固くて動きにくいので,グリスの交換をお願いしたいのですが,依頼可能でしょうか?もし可能でしたら、お願いしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

お返事メール

○○様、お問い合わせありがとうございます。実際に個体を初見してみないと、課題解決の確約はできませんが、駆動系の復元は可能と推測致します。当協会で宜しければ、○○様のご都合の宜しい時にこちらまでご送付下さい。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔

頂いたメール

田斉様、ご連絡ありがとうございます。すぐに送付致します。費用はおいくら位になりますか?

お返事メール

整備費用に関しましては、過去の修理記録台帳を紐解きますと、同機種にて10,000円(税込)くらいかかっております。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔

Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2 付属品
Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2 付属品
機種名Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2
シリアルNO4692507
付属品前後キャップ
課題(所有者さん見解)ピント調節のヘリコイドが極めて固くて動きにくいので,
グリスの交換をお願いしたい

修理報告

フォーカス調整機構螺旋状部に付着していた汚れ除去しました。駆動のトルク感は大分復元しましたので、実写に際して使えるレンズにはなったと感じています。只、残りの付着物が螺旋状部本体よりも固く溝の底部にまだ固まっています。この付着物は時間をかけて少しづつ溶かして浮遊させて除去するしか方法はありません。お電話にてもお願い致しましたが、ご自宅にて時々整備ご協力お願い致します。あくまでも簡易的な処置方法ですが、効果はありますので宜しくお願い致します。

納品に関しまして

※お願い・・・銀行お振込み頂きましたら、その旨メールにてお知らせ頂けますと幸いでございます。確認後速やかに納品させて頂きます。

発送方法クロネコ着払い便
送り状NO4675-5252-8147
配送状況お荷物追跡システム

ご決済に関しまして

整備費10,000円(税込)
決済方法銀行振り込み
お願いご決済後メールにてお知らせ下さい
お振込み先銀行

・みずほ銀行
・五香支店
・口座名義 一般社団法人 日本レンズ協会
・普通口座
・口座番号 1715154

山田 太郎の様にご記入下さい

ご縁ございましたら、今後もお付き合い・ご指導宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔

kensuke tasai と申します。 光学機器の修理を主たる業務としております。 関連コンテンツも並行して配信させて頂いておりますので、リクエストございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。