今回納品しましたレンズは、毎月複数本修理依頼を頂く人気の機種の一種になります。少し構造が独特ですが、一度構造を理解すれば、ご自身で整備できる様になりますので、別途お知らせしました解説動画を学習して、今回以降は定期的にご自宅でメンテナンスを施して下さい。絞り羽ユニット機構及びフォーカス調整機構は問題ありませんので、経年の時間経過と共に付着する、光学系付着物の除去を時々行なって下さい。
レンズ検査ご依頼までの流れ(経緯)
頂いたメール
Canon 50mm F1.5レンズを久しぶりに使おうと思ったら、レンズがカビだらけでした。できれば自分でとりたいのですが、可能でしょうか?その方法を教えて下さい。
お返事メール
所有されているレンズは、ご自身で整備できる様になるのが理想的です。こちらにご来所できる様でしたら、該当レンズご持参でお越し下さい。通学が難しい場合は、該当個体を送って下さい。こちらで整備して、その工程動画を撮影します。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉健輔
頂いたメール
返信ありがとうございます。そちらに伺う事は難しいので、レンズを送ります。費用はいくらぐらいかかりますか?
お返事メール
承知致しました。到着次第付着物除去処置を施し、その工程動画撮影します。納品時に、閲覧学習ができる様にURLをメールにてお知らせ致します。動画学習の場合は、整備費+10,000円(税込)別途かかります。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉健輔
レンズ機種 | Canon 50mm F1.5 |
シリアルNO | 22886 |
付属品 | 前後キャップ、フイルター |
課題(所有者さん見解) | レンズがカビだらけでした。できれば自分でとりたいのですが、 可能でしょうか?その方法を教えて下さい。 |
レンズ修理報告
レンズ鏡胴内部に組み込まれている全てのガラス玉表面に付着していた埃・カビ除去処置施しました。レンズ全体としての光学的なクリアー度は復元しています。レンズ対物側から入ってきて、カメラ本体に届く光源の総量の新品時状態を100とすると、今回の処置にて、その光束(こうそく)総量は30から95まで復元しましたので、この機種本来の解放F値の能力が発揮できると思います。付着していたカビは、主に点カビと菌糸状カビでした。処置後に於いて付着物はありませんので、今まで同様、今後も大切にご所有下さい。又、修理工程解説動画にて、必要な治具溶剤も解説しておりますので、必要に応じて揃えていって下さい。
付属品
フロントキャップ裏側モルト張り替えました
付着物①
付着物②
納品に関しまして
※お願い・・・銀行お振込み頂きましたら、その旨メールにてお知らせ頂けますと幸いでございます。確認後速やかに納品させて頂きます。
発送方法 | クロネコ着払い便 |
送り状NO | 4675-5252-8167 |
配送状況 | お荷物追跡システム |
ご決済に関しまして
整備費 | 18,500円(税込)内解説動画閲覧権10,000円 |
決済方法 | 銀行振り込み |
お願い | ご決済後メールにてお知らせ下さい |
お振込み先銀行
・みずほ銀行
・五香支店
・口座名義 一般社団法人 日本レンズ協会
・普通口座
・口座番号 1715154
ご縁ございましたら、今後もお付き合い・ご指導宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔