このページは技術サポートの受講生徒・Nさん専用通信サイトになります。Nさんはゴルフが趣味なのでアイキャッチ画像を芝生に転がるゴルフボールにしました。講師の私はゴルフに対してほとんど経験がないので多くは語れませんが、広大なコースに身を置き、自然の空気を吸って、プレイを楽しみながら運動の基本ともいえる歩行により心身が鍛えられる理想的なスポーツだと思います。又、このスポーツは一人ではやらないと思うので、気の合った仲間との会話も日常生活下とは違って陽気な雰囲気で行なえそうなので、新鮮な情報交換が出来そうな場=空間なのだと思います。そして、プレイ後の風呂やビールもきっと格別なのでしょうね。
昔私もぶっつけ本番で、一度だけ箱根のコースでプレイした事がありますが、玉が飛ぶには飛ぶのですが、大きく右側にカーブ=弧を描いてしまって、真っすぐに飛ばす事ができなかった思い出があります。ゴルフに限らず、アウトドア―系のスポーツは、陽を浴びて歩行するので医学的にも健康にいいことは立証されていますので、スコア―を伸ばしながらスキル向上の楽しみもあると思います。尚、このサイトは最新の記事がトップにくる構造で記事を加筆していきますので、過去の振り返りはページをスクロールして下方までさかのぼって下さい。
Gool !
田斉様。とりあえず投稿になれるということでブログ階層もなにも考えてませんが、こんな感じで入れていくということでよろしいでしょうか?このレンズはさすがにダメージがあって、きれいにはなりませんでしたが、分解して組み立てるトレーニングにはなりました。私も写真は下手ですが、素人ですから思ったよりも…という感じです。ヘリコイドは田斉さんから教えていただいたスプレーで軽くなりました。しかし、これは技術を売る商品としてはダメですね。出品は見送りです。
頑張っておられますね
生徒さんご自身のWebサイト閲覧させて頂きました。必須のプラグインの有効化等々、ダッシュボードの中身に関しましては確認できませんが、見え方としては、スッキリしていて綺麗な表記になっていると感心しました。この調子で、どんどん記録を残していって下さい。そして、出品できるレベルの状態のレンズは積極的に出品していきましょう。修理記録台帳の代筆は、私が責任を持って作業いたしますので、生徒さんは学びたいレンズの入手と、その整備に関する知識・技術の習得と、ご自身のWebサイトで整備記録記事を残す事と、何だかのモール型ECサイトに出品してみる事になります。
学習中、作業中にわからない事が発生した時は、あまり一人で悩まないで、お気軽にSlackコーナーから質問して下さいね!仲間の生徒さん達も、Webサイト作りに関しましては、皆さん決して快適に進んでいるわけではありません。Slackのオープンスペースからも情報発信して頂けますと他の生徒さんの励みや参考になると思いますので、是非ご協力お願い致します。
田斉 様
本日はありがとうございました。やはり、リモートとは同じ時間で違いますね。とても有意義な価値ある時間を過ごすことができました。お教えいただいた技術については、早速実践してみたいと思います。また、ビジネスプレスについても確認できましたので、こちらもじっくり課題をこなしながら構築します。次回、リモートまでに自分の課題を整理して臨みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ps:nikkorの固着レンズの化粧リングはゴリゴリやってたら外れましたが、内側は固着して回りませんね…。カビも生えているので研究材料にしたいと思います。
無事ご帰宅のご様子、良かったです。頻繁には登校受講は難しいと思いますが実際にお会いして、作業現場で体感して頂くことは今後のリモート受講に際しても有益なケースが多いです。
百聞は一見に如かず・・・
「漢書」―趙
充
国
伝に見えるエピソード
・取り扱いレンズ機種を少しづつ増やし
・整備記録をその都度コンテンツ化する
こんな一見シンプルな所作を楽しみながら継続していく事になります。やらなきゃ!という義務感だと長続きしません。私自身、今までを振り返ると、こんな地味な歩みの蓄積しかおこなっておりません。その途中途中で、集客できるホームページの作り方と書籍の出版に関して、自己投資して今に至ります。imac届きましたら、早速Thinkificにて、Business Pressのカスタマイズに関する動画コンテンツを作成・配信していきます。勿論、当協会の生徒さんは無料で受講できる仕組みにします。このテーマの開発者の内海さんは、ご多忙な様で、現在無料サポートは実施されていない様です。
Word Pressのダッシュボードは慣れないとチョットややこしく感じられると思います。僕自身が昔そうでしたので、そういう経験を生かして、なるべく解りやすい様に、何本もの短い動画を撮影して解説していきます。配信できる様になりましたら、真っ先にお知らせ致します。
地球の神秘を自宅で再現
淡水は、より自然に再現しようとすると、必須になるのが、照明とCO2です。今使わなくなったボンベ型CO2強制添加機器がいくつかありますので、宜しければ無料でお譲り致します。海水にしろ淡水にしろ、生物濾過を再現するのは難しいです。
本日実際に習ったレンズ=光学系付着物除去
本来は、リヤ側+対物側両方向からの鏡胴内部へのアクセスが理想でしたが、今回の個体はリヤ側からのみの処置になってしまいました。結果と致しまして、光学系付着物除去はできましたので、光学的なクリアー度は復元できて良かったです。
機種名 | ИНДУСТАР-26M 50mm F2.8 |
シリアルNO | 108060 |
付属品 | なし |
課題(所有者さん見解) | 細かい点カビの付着あり |
今後の扱い | 自己所有予定 |
カビ等状態=処置前写真
再組立後実写
生徒さんから頂いたメール
田斉 様、お世話になっております。記事、動画ありがとうございます。詳細な説明で、とても参考になります。早くサイトを完成させたいと考えてはおりますが、本業も年末に向けて報告会が重なって中々進まずというところです。さて、登校についてですが、11月27日にお伺いしたいと考えております。日帰り強行軍になってしまいますが、午前中にはそちらに入りたいと考えております。田斉様のご都合はいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
田斉 様、こんばんは、明日はよろしくお願いいたします。こちら新幹線で6:42出発、大宮からJRしもうさ号で新八注には9:58到着予定です。大宮に到着した時点でご連絡したいと思います。明日は手元にあるレンズを3個ほど持参したいと思います。リモートでお見せしたソ連製のもの、型は新しい方だと思いますが、カビとヘリコイドや油漏れの状態を知りたく、NnikonのAF 50mm1:1.4Dと28mm1:3.5の合計3個持参いたします。よろしくお願いいたします。
来年度の個人的なビジネス目標=もうひとつの柱
私事で恐縮でございますが24インチimac購入してしまいました。https://apple.co/3FLvOB3
メモリ=8GBから16GBに、ストレージ=256GBから1TBにスペックUPしてみました。別売りで、AirPods(第3世代)も同時購入してみました。
来月の第二週納品予定です。楽しみです。これを転機に、一気に以前から構想を練っていたThinkificによるオンラインスクールのデジタルコンテンツ販売ビジネスの新しい柱として、じっくり取り組んでいきたいと思います。https://bit.ly/314bhsy
iMacの操作に慣れつつ、thinkificにて、教育ブログラムを複数本構築していきますので、ある程度形になりましたら、実際に生徒さんにも受講体験して頂きたいと思っております。Thinkificとは、独自のオンラインコースを作成、マーケティング、販売するオールインワンプラットフォームなので、Word Pressとは全く異なるCMS=コンテンツ管理システムになります。まだ日本ではあまり周知されていないので日本語対応マニュアルが殆どありません。
当然、一からの自己学習になりますがパソコン環境を整えてから、本格的に、じっくり取り組んでいきたいと前々から思っていたので、今年の年末から来年にかけて個人的にはこのビジネスの柱作りに専念します。時間はかかると思いますが、この構想の目安がたちますとレンズ修理というコア=狭いビジネスモデルの他にもっと広い視野の教育分野関連のデジタルコンテンツを配信できる様になるのでとても楽しみです。年末に向けて、生徒さんの本業も忙しくなっていくと思います。お互い元気に明るく頑張っていきましょう。
実を結ぶ学習=夢中になって没頭し、学ぶことを楽しむ
これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
孔子=春秋時代の中国の思想家・哲学者
意訳すると「物事=学ぶ対象を知るだけの人は、好きな人にはかなわない。物事を好きなだけの人は、学ぶことを楽しんでいる人にはかなわない」と言う意味です。つまり、知っているよりも、好きよりも、楽しんでいることが、大切です。今の言葉で言えば、夢中になって没頭している、学ぶことを楽しんでいる人こそ、その道を極めることができるという事になるのではないでしょうか。
初登校に関しまして
2021年11月27日(土)午前中にはこちらに到着ご予定との事、承知致しました。協会作業所最寄駅=八柱駅までお迎えにあがります。9:58前には待機しております。
八柱駅南口改札を出て、向かって右側角に交番があります。その付近、路駐にて白い軽自動車にて待機しておりますので、到着ご予定一時間前くらいにお電話頂けますと幸いでございます。
尚、当日は前回のリーモーと講義の流れを受けて、レンズを最初に手に取った際の状態検査の仕方と、その先のレンズ鏡胴内部へのアクセス手順と、その作業工程における留意点や、レンズの整備に必要な、基本的な治具・溶剤に関してレクチャーしたいと思います。それ以外で、生徒さんご自身が、教わりたい事柄ありましたら、事前にこちらに教えておいて頂けますと、こちらも準備できます。いずれに致しましても、遠方からの登校受講になります。くれぐれもお気をつけてお越し下さい。
レンズ鏡胴内部硝子部位の撮影
講義が進んでいくと、レンズ鏡胴内部へのアクセス手順に関しましても、把握して頂く事になるのですが、その為には、全てのレンズに共通した知識が必要になってきます。この分野の講義は、登校受講にてしっかりとお話しします。前回の講義の宿題に関しましては、私自身も、修理依頼者さんに対して報告する際、「こんなカビが生えていましたが、綺麗に復元しています。」という様な内容の報告と併せて、処置前の状態を写真にて解りやすくお伝えしてきました。
元々、私は写真家ではないので、学習と実験を繰り返し、どうしたらレンズ鏡胴内部硝子部位の撮影が上手くいくのか?について随分試行錯誤しながら今に至っています。撮影環境に関しましても、登校時実際に見て頂きますが、私なりの結論=ポイントは、レンズをかざす光源と撮影機器です。プロの写真家の方にも随分お世話になりました。
カメラ本体
低価格で購入できる、下記写真の様なデジカメを使っています。ネットでも、標準レンズセットで、確か20,000円くらいで入手出来ました。勿論、バッテリー充電装置等、諸々付属品も充実していました。今は、もっと進化したモデルが安価で買えると思います。
レンズを光源にかざして、適正露出とピントを調節しながら、シャッターを切ります。この所作は何度も繰り返していく内に、何となく解ってくるものです。
光源
これは、結構苦労しました。自然光下では上手くいかないし、かといって部屋の天井にある蛍光灯でも納得のいく写真にはなりませんでした。今はパナソニック FHF24というモデルのデスクスタンドをもっぱら活用しています。
随分昔に購入したスタンドなので、今はLEDが主流にはなっていると思います。あまり、メーカーやスペックで悩む必要はないと思いますが、デスクスタンドを光源にする事をお勧めします。
Webサイトで集客する上で心がけている事
レンズの修理の依頼を受ける為に、企業サイトを運営・管理しているのですが、立ち上げ当初から今に至るまで、そしてこれからも大切にしている心構えみたいなものがあります。それは、先に十分な情報を提供する・・・という姿勢です。どういう事かというと、レンズの所有者さんは、そもそも、レンズを修理するという概念が昔からありません。何にもしなくても、永遠に状態が維持できるものだと勘違いしています。
レンズは撮影の為の道具です
どうして、こういう間違った概念になってしまうのか?今でも不思議に思うのですが、未だ解は得ていません。レンズは撮影の為の道具です。自転車や車やエアコンと一緒です。なのに、レンズは道具としては小さくて、一見道具というよりは、所有していて嬉しくなるコレクター品の様な感覚で所有している方が多い様に見受けられます。
撮影に関しては、自分で学習して、色々実験して、腕が上がっていくのですが、撮影スキルだけが一人歩きして、こと整備に関する知識や、レンズの構造や、不具合の症状がどうして起きてしまったのか?等に関しては、プロの撮影家でも知らない人ばかりなのが実情です。
相手が求めている以上の情報を提供する
なので、修理に関するお問い合わせを頂いた時は、メールにしろお電話にしろ、お問い合わせがあったら、相手が求めている以上の情報を与える。良いところだけでなく、悪いところも正直に話す。時には動画、写真を撮影して送ってあげる。更に、まだ不安なことはないか?を感じ取って、相手の方の不安が完全に取り除けたと思って頂いた時に、初めて修理の依頼を受ける様に心がけています。この企業サイト上で、様々な角度から無料で情報発信しているのも、こういう理由です。
与えよ、さらば与えられん
特に、オールドレンズ初心者の方は、購入したり、所有しているレンズの事を詳しく知りません。何となく憧れで購入したり、所有しています。どういう状態が正常で、どの部位に異常があるのかも自信を持って説明できる人は極々稀です。解らない人が、悩んでお問い合わせしてきます。レンズを診断する前に、悩んでいる方の気持ちを聞き取ります。
メールにしろ、電話にしろ、問い合わせるだけでも、勇気が必要なんだなといつも思っています。更に、整備はタダではできません。いくら位かかるのか?という不安もあるのは当然です。このような背景の業界なので、先に与える・透明性・料金が高くても明確・誠実さが、強い競争力を持つのだと思います。そして、口コミへと発展していきます。結果として、昔の人の格言を日々実体験しています。
未だにグレイな世界
そして、光学機器の整備の世界が、色んな意味でグレイなのも事実です。協会団体みたいな組織もないし、おそらく今後もこの世界の不透明感は大きくは払拭されないと思います。そもそも、整備費用に関する指標みたいなものすらありません。世の中には様々な仕事があるのに、この世界だけは不透明な部分が多すぎます。私立探偵みたいなちょっと怪しい世界ですら、料金基準はあるし、この世界を描いた映画だってあります。
こんな業界全体の背景を知っているので、私は、依頼者さんの不安を取り除く返事をとても大切にしています。修理依頼を受けないで、時には、自宅でできる簡易的な方法も教えます。オールドレンズを使ってデジカメで撮影する為には、カメラのマウント形状と規格が合ったアダプターが必要になるのですが、ピントや、適正露出といった撮影テクニック以外の、レンズの構造に関する知識が伴わないと、もう二度と生産される事がないオール機械式の単焦点レンズは、少しづつその状態が悪化していって、もしかしたら100年後には、まともに機能する個体がなくなってしまうかもしれません。
私の様な個人の力は微力ですが、こういう危機感も感じながら、日々お問い合わせに対して返事をする事をいつも心がけています。単焦点オールドレンズの人気はどんどん高まっていきます。並行して、その価値も上がっていきます。整備に関する意識だけが未だに遅れている現実を何とかしたいのですが、自分にできる守備範囲で、これからもお問い合わせに対して向き合っていこうと思っています。
レンズを手にしたら、先ず何をどう検査するのか?
本日は、リモート受講お疲れ様でした。講師の私自身も多くの事を学ぶ事が出来ました。ありがとうございます。レンズを手にすると、皆さん兎に角、闇雲に分解したがる傾向にありますが、その前に診断という大切なプロセスがあります。医者にかかる時と一緒です。患者さんの事を、よーく問診もしないで、いきなり処方する医師はいません。そのレンズの状態をジックリと診断する事が大切です。極端な言い方をすれば、何ら問題のない個体は、現状のままで十分です。只、何ら問題のないレンズは、定期点検をしている個体以外は存在しませんが・・・先ずは、診断の重要性を理解して欲しくて、その解説に時間をかけました。
駆動系を診断する
では、何を診断するのか?というと、先ずは駆動系部位の動きです。その理解を深める為には、レンズの各部位名称と、その役割を覚えておく必要があります。今回ご用意頂きました機種とは違いますが、復習の意味合いと、今後の勉強の為に、写真で振り返りたいと思います。該当レンズの状態を正確に診断できない人は、その後の処置が上手くいくはずがありません。それ程、的確な診断プロセスは重要です。
二つのタイプに分類できます
この写真を見て、本日の講義を振り返りますと、全く違った機種なので、構造も勿論違いますが、絞り羽調整ダイヤルの位置が、鏡胴のどこに位置するかで、大きく二つに分類されます。
絞り羽調整ダイヤル
向かって左側のCanonのレンズは、絞り羽調整ダイヤルが対物側に組み込まれています。もう一方の右側の、旭光学のレンズは、絞り羽調整ダイヤルがマウント側に組み込まれています。今は大した問題ではないのですが、今後登校受講の際に、絞り羽に問題がある個体の対処方法を教えていく際に、この位置関係がとても重要になってきます。
本日は、あまり難しく考えないで結構ですので、位置関係で大きく二つの構造に分類できる事と、この部位の正式名称が絞り羽調整ダイヤルだという事は覚えて下さい。
絞り羽調整指標
特に、フイルムカメラ時代には、写真家はこの指標を活用しながら実写していました。フイルムカメラの場合は、シャッターを押して撮影した写真の出来具合を、現像するまで確認できませんでした。なので、シャッタースピードと絞り値の数値を記録しながら何度も実験していました。どの数値の絞り状態なのかを考えながら、その都度撮影していたので、絞り羽指標の位置を意識しながら撮影する事になります。
左側のレンズは、指標マークが白く丸い点になっていて、右側のレンズは、指標マークがオレンジ色の縦長のデザインになっています。レンズの種類は無限に近い数が存在しますが、それぞれ、この指標のデザインが異なります。今回の講義では、この指標というマークを今後意識してレンズを見る大切さだけ理解してもらえればOKです。
フリータイプとクリック型構造
絞り羽調整ダイヤルは、その構造上、フリータイプとクリック型構造に分類されます。絞り羽調整ダイヤルを回した際、スルスル動くのが フリータイプで、カチカチ音がするのがクリック型構造になります。L39マウント形状のレンズは、フリータイプの物が多いです。どちらが使いやすいのかはわかりませんが、フリータイプからクリック型構造に進化してきた歴史があります。
フォーカス調整ダイヤル
皆さんがピントダイヤルと呼んでいる機構です。シャッターを押す前に、このダイヤルで被写体のピントを調整しながら撮影します。製造から半世紀前後経過しているオールドレンズは、その過程で整備をしていないと、この機構に支障が出ます。この機構の関連螺旋状部には、グリス=油が塗られているのですが、スカスカなトルク感の個体もあれば、反対に固く固着してしまっている個体もあります。又、螺旋状部に使用されているメス・オスの金属部位の質も様々です。高価なレンズは、真鍮とアルミニュウムの高品質な金属でできています。廉価普及版のレンズは、どちらもアルミ合金で作られているものが多いです。
この機構は、トルク感と全駆動領域でムラなく駆動しているかどうかが大切です。そういう観点で診断していきます。その整備の仕方は、登校受講の際に詳しく解説します。今回の講義では、正式名称と診断の観点を理解してもらえれば充分です。
フォーカス調整ダイヤル指標
どのフォーカス調整ダイヤル数値なのかを計るのが、 フォーカス調整ダイヤル指標になります。これも幾何学的なマークになっているレンズが多く、見ているとそのメーカーの特徴が解ってきます。絞り羽調整指標とフォーカス調整ダイヤル指標が兼任している機種も沢山あります。ちなみに今回写真で解説している右側のレンズは、兼任しているモデルになります。
今回のリモート講義では、診断の大切さを学んで頂きました。もう一つ大切な要素は、光学系付着物の状態を見極めるスキルになります。闇雲に分解して、硝子玉を拭いても、綺麗にはなりません。その前に、レンズ鏡胴内部を光源に翳して、その状態を目視して、的確な診断ができる様ならないとダメです。リモートで受講する場合は、この診断結果を伝えるのが少し難しいのですが、登校受講の際に、詳しくは伝授させて頂きます。
宿題
レンズ鏡胴内部に何だかの光源をかざしてみて、光学系付着物の写真を撮影してみて下さい。その写真が上手く撮れていれば、光学系付着物の目視による診断がある程度できていると判断します。登校受講の場合は、お互いに目視して、その診断の是非をその場で講義できますが、リモートの場合は、生徒さんがどの程度診断できているのかの判断基準を私が知る為に、この宿題はとても重要になります。
こんな感じの写真が撮れれば、こちらも指導しやすいのですが、最初は結構難しく感じるかもしれません。私は毎日、人様のレンズのカビの写真ばかり撮っていますので、この系の撮影だけは上手くなりました。(笑)それでは、次回受講希望日時決まりましたら教えて下さい。お願い致します。
生徒さんからのメール
田斉様 お世話になっております。修理に使用する治具等揃ってまいりました。
・ハンドラップ
・レンズサッカー
・カニ目レンチ
・ダスパー
・無水エタノール
・ヘリコイドグリス(未配達)
・竹ピンセット
・検査用のカメラアダプタ(L39、M42)
これと今回試したいのが「書画カメラ」になります。手元を写すカメラですが、ズームで使えるかどうかも含めてやってみたいと思います。揃いましたらまたご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。
光学機器の整備知識と技術の習得
受講前のお電話による無料個別相談会でもお話しさせて頂きましたが、現在受講中の生徒さんの中には、Nさん同様遠方にお住いの方々もいらっしゃいます。北は北海道、南は九州で暮らしながらリモート講義も併用しながら、知識と技術を習得して頂いております。初めて対峙する個体に関しましては、やはり登校受講にて、実際にこちらで生徒さんご自身が、講師の私のレクチャーを受けながら、構造の理解と必要な治具・溶剤の説明を受けて、実際に生徒さんご自身が手を動かして頂きながら、全体像を把握して頂くのが、一番理解が深まり、正確で、最善の受講スタイルになる事はお伝え致しました。その後、こちらで実習を受けた機種に関しましては、その時の記憶や、身に付けた体験や、その際撮影した写真・動画等の資料がありますので、リモートにてのサポートで充分に理解が更に深まります。
Nさんの場合も同様に、こちらにお越し頂ける機会に、上記基本的な事柄をしっかりお伝えする計画でございます。今、どんどんリモートによる情報交換や、コンテンツの配信が進化していますので、なるべく通学する受講スタイル以外の方法で、生徒さんにとって解りやすい、理解しやすい実地講義ができる様に、工夫しております。この様な意味で、Nさんが協会のWebサイトで学習して頂きながら、ご自身でも考えて頂き、 書画カメラ等の通信道具も入手、試して頂いて下さっておられるとの文面、とても有り難く感謝しております。お互いに色々実験してみて、Nさんにとって最善のリモート環境を模索していければと考えております。現在準備して頂いている環境がある程度整いましたら、その旨ご一報頂けますと幸いでございます。お忙しとは思いますが、宜しくお願い申し上げます。
生徒さんからのメール
田斉 様
こんばんは、Nです。ありがとうございます。少しづつサイトの方も準備していますが、久々のWPと初めてのテーマに四苦八苦しています。何はなくともまずは技術ということですが、治具も徐々に揃ってきましたので、追って内容をお知らせいたします。よろしくお願いいたします。
Word Press
Word Pressは、オープンソースのブログソフトウェアで、ブログやWebサイトを構築する際はこのソフトウェアが今後も主流になっていく事は明白です。GoogleさんがWord Pressを管理・運営している企業を傘下に収め、世界中で優秀なプログラマーが日々そのスペックを研究・開発しています。過去のソフトウェアではなくて、現在も常にバージョンが開発されている、生きているオープンソースのブログソフトウェアなのです。
サイトを構築するには、 Word Press以外でも、無料ブログやその他有料のブログソフトウェアは沢山あります。目的や使いやすさに応じて選べばいいと思うのですが、当協会の公式企業サイトは十数年前はQHM=クイックホームページメーカーという有料のブログソフトウェアで立ち上げ・管理しておりました。
インターネットの時代の流れは速く、こんな2カラムの古臭いデザインのサイトは時代遅れとなってしまいましたが、それでも日々400アクセスくらいはキープして、集客という目的は達成していました。この、 QHM=クイックホームページメーカーという有料のブログソフトウェアの開発者である関西大学の教授も兼任している亀田さんという人工頭脳分野の先生に、今でもコンサルをお願いしていますが、先生の、これからはWord Press一択の時代になる。というアドバイスに従い、昨年夏ころから、協会の公式企業サイトをWord Pressで再構築し直しております。
初期の立ち上げ時に、今最も日本企業のサイトに適しているテーマを有効化して、必要なプラグインも併せてインストールしておけば、後は自分の企業サイトのイメージを決めて投函ページの記事をどんどん加筆していけば、自ずと検索エンジンからの評価も高まっていきます。Googleさんのルールを順守しながら、サイト内のコンテンツが専門的で、網羅性があって、読者さんにとって権威性を感じる内容であれば、自然検索で月間1万アクセスは実現可能です。
このグラフはダッシュボードから簡単に確認できる直近のサイトアクセス統計情報なのですが、立ち上げて約1年間が経過しましたが、日々平均=1記事くらい加筆してきたペースで、毎日150アクセスくらいの力を持ってきました。目標は月間=1万アクセスですので、まだまだ半分くらいしか達成していませんが、旧企業サイトと併せて、集客という課題は達成しています。
サイトは作ればいいというものではなくて、立ち上げた後、記事を加筆しながら、問題点をチェックして、改善していく処置をしないと意味がありません。どんなキーワードで検索されているのか?どのページが特に人気があるのか?・・・等々、ダッシュボードを定期的にチェックする必要があります。
そういう所作が簡単にできる様なテーマを選び、必要なプラグインを有効化しておくべきです。そうすれば、後は独自性のある記事を丁寧に、投函ページに加筆していくだけです。この様な背景や意味を理解できれば、自分の独自性で、人様の悩みを解決できる情報発信者になる事は決して難しい事ではありません。
僕たちはプログラマーではないので、そこまで専門的な知識を得る必要はないと思いますが、操作方法に関して、基本的な扱いは正しく理解しておく必要はあります。特にGoogleさんの検索者さんの利益を第一に優先した企業理念は常にチェックしておく必要があります。
第一回リモート講義振り返り
Nさん、昨日は初回のリモート講義受講お疲れ様でした。Zoomの扱いや私の進行の至らなさ等々、スムースでない場面もあったかと思いますが、内容に関する理解度は如何でしたでしょうか?大曲再生堂将来設計図に関しましては、シンプルでとても解りやすく、Nさんご自身が毎日眺めてその達成を潜在意識にも定着させて欲しいので、Nさん専用通信サイトの見出しの下部に固定表示させて頂きます。夢や目標は人により様々ですが、将来辿り着きたい場所のはずです。なので、この設計図はNさんの航海の灯台に等しい存在になると思います。私にも灯台があります。
光学機器の修理を通して、全国の写真愛好家の方々が安心してオールドレンズを購入・使用・所有して頂くお手伝いをする事
一般社団法人 日本レンズ協会 ミッション
お互いの夢実現に向けてこれからの旅、宜しくお願い申し上げます。人生を語る資格はまだありませんが、何か新しい事を学び、得た知識で行動を起こし、想定した結果と照らし合わせて、順調にいけば感謝して、満足のいく結果が得られない時はもう一度想定し直し、また新しい事を学び、そして行動し、結果を検証するという果てしない繰り返しが、生きていくという事なのではないかと私自身は感じています。人の心は移ろいやすいので、船のかじ取りを間違ってしまう事は何度もあるかと思いますが、ワクワクした気持ちで、港を離れる時に設定した自分にとっての灯台は不動です。
レンズの種類①
構造的に写真家の方はレンズを分類しています。そのニーズに合わせてメーカーさんも様々な機種を製造してきました。この知識は基本的な知識になりますので、しっかりと押さえておいて下さい。お伝え致しましたが、Zoomレンズはその構造上、レンズ鏡胴内部全ての部位にアクセスできません。従いまして、修理可能な機種は単焦点レンズになります。こういう視点で捉えると、レンズは、Zoomレンズと単焦点レンズの二つに分類できます。
幼稚な表現をすると、Zoomレンズは横着なレンズで、単焦点レンズは面倒くさいレンズになります。撮影を極めていく程、写真家の方は単焦点レンズに移行していく傾向が強いです。 Zoomレンズは、カメラ本体の信号を受け取って、レンズ側が自動で動く電子基板とDCモーターを備えているので、誰でもピントの合った、適正露出の絵が撮れます。それに反して、単焦点レンズは、シャッター押すたびに、その設定を自分の感性で実験していかなければいけません。
メーカーさんは現在、Zoomレンズの開発・販売に力を入れていますが、写真家の方は、状態の維持されている単焦点レンズを探しています。この様なレンズの特徴を理解して下さい。Zoomレンズは、焦点距離表示が35mmー200mmの様に幅があります。一方、単焦点レンズは50mmの様に固定の表示になります。構造的には、以下の様な違いがあります。
単焦点レンズ
絞り羽ユニット機構 | 鏡胴内部を通過して、カメラの撮像素子に届く光束総量を調整する役目 |
フォーカス調整機構 | 被写体のピントを調整する機構 |
光学系硝子部位 | 硝子玉が組み込まれている機構 |
Zoomレンズ
絞り羽ユニット機構 | 鏡胴内部を通過して、カメラの撮像素子に届く光束総量を調整する役目 |
フォーカス調整機構 | 被写体のピントを調整する機構 |
光学系硝子部位 | 硝子玉が組み込まれている機構 |
Zoom管 | 焦点距離を調整する機構 |
レンズの種類②
焦点距離のゾーンにより、レンズは更に分類されます。以下の表を覚えて下さい。
分類名称 | 焦点距離 |
魚眼レンズ | 15mm以下 |
超広角レンズ | 28mm以下 |
広角レンズ | 30mm~40mm位の指標値 |
標準レンズ | 50mm~75mm位の指標値 |
望遠レンズ | 80mm~500mm位の指標値 |
超望遠レンズ | 500mm以上 |
Zoomレンズは、上記指標値の様々なゾーンに幅があるので、1本で広い領域指標をカバーできます。なので、チョット本格的に撮影を嗜好するママさんが、デジカメで子供の写真を撮ったりするには便利なレンズです。
マウント形状の種類
写真を撮るには、カメラとレンズが必要です。カメラは暗い四角い箱で、レンズは円柱系の筒です。この二つの道具を組み合わせて撮影します。なので、この二つの道具には接点があります。この部位の事をマウントと呼びます。マウントには形状により大きく二つに分類されます。
スクリューマウント | 螺旋状形状 | L39マウントM42マウントの二種類 |
プラチカマウント | 3枚か4枚の突起物=羽がある形状 | メーカーにより様々な形状があります |
マウントアダプター
カメラ本体とレンズの間に介して使用する道具。上記表の様にマウントには様々な形状がありますが、所有している愛用カメラで色々なレンズを楽しみたい写真家は多いです。でも、色々なレンズで撮影しようと思った時に、レンズのマウント形状に合わせると、その種類の数だけカメラを変えなければいけません。この不便さを解決する為に開発された道具がマウントアダプターです。
例えばSony α というミラーレスデジタルカメラを愛用している場合は、 Sony α 規格のマウントアダプターがあれば、このカメラ一台で様々なレンズを装着、撮影が可能になります。L39規格のレンズを使用する場合は、 Sony α 規格のマウントアダプター でレンズ接点がL39規格のマウントアダプターがあればOKです。Nさんの場合は、整備後のレンズのピントと無限遠を検査する為にマウントアダプターを少しづつ揃える必要性があります。
初回リモート講義概要
2021年10月16日(土) 14:00~16:00の時間帯のリモート講義の理解を深める為に、以下事前情報を共有させて頂きたいと思います。先ずは、Nさんの将来ありたい自分像に関して、私になるべく詳しくお話ししてもらえると助かります。その内容に則して、一緒に学習プランを練っていきます。こちらから、予め用意した学習プログラムで、全ての生徒さんを一律に指導していく形態ではなくて、生徒さん各々の成長プログラムを組んでいきます。Nさんの場合は、趣味や自己所有レンズの整備が目的ではなくて、あくまでもビジネスとしてのサポート受講ですので、知識・技術・経験を重ねていく工程で得られる、ビジネスとしての立場のお話しからさせて頂きたいと思います。
集客できるホームページの力
私自身も今まで様々なコンテンツを購入して、この分野の学習と実験を繰り返してきましたが、現在主に二つの公式企業サイトを通して集客できております。この分野の専門家の方のコンサルを今でも継続して受けておりますが、ビジネスとして捉える場合、やはり自分自身のコンテンツを発信する何だかのサイト(SNS含む)は必要になると思います。PCだけではなく、今は殆どの読者さんがスマホ等を使って、日々色々な情報を入手しています。そういう意味では、話が少し飛躍してしまいますが、Nさんの独自性をコンテンツとして発信するという、大きな括り(くくり)で物事を考えてもいいのかと思います。特に光学機器の整備に特化したビジネスではなくても、充分に収入を得られるケースがあります。
山本さんという生徒さんのケース
元々、写真撮影が好きだった山本さんは、サポート受講当初はレンズの修理をコアにしたビジネスを考えていました。ちなみに山本さんからは、実名を公開しても構わないという許可を得ています。講義が進むにつれ、山本さんの経歴がとてもユニークな事に気が付きました。彼は警察官を定年退職して、その後の人生を模索していました。詳しく話を聞くと、警察犬の指導員という職種でした。こんな独自性を発揮しない理由がないので、この分野に関して山本さんと話合いました。
結論からいうと、関連コンテンツのサイトを構築して、犬の躾(しつけ)で悩んでいる犬の愛好家の方々を集客できる様になりました。今では、くちこみだけで、自宅で犬の躾を教える先生となり、元々専門だった分野で定年退職後の生きがいと収入を得られる様になりました。印税という収入も経験して欲しいので、この分野の出版を薦めているのですが、現状の毎日に満足しておられるご様子で、書籍に関しては残念ですが進んでいません。ですが、山本さんと出会って、講師の役割りとは、単にある専門分野の知識や技術を教える事だけではなくて、生徒さんが元々培ってきた経験を引き出してあげる事なのだ!・・・という教育の大切なもう一つの局面を再確認する事が出来ました。
レンズの修理ビジネスに関しては、元々レンズの収集も趣味だった事もあって、気になる機種を購入して、自分で整備して撮影ライフを楽しんでおられます。山本さんの様に、サポート受講当初は光学機器に関する学習がきっかけでも、自分本来の今まで培ってきた経験を生かして、独自性を発揮することも可能です。むしろ、本人も気が付かなかった、現役時代の希少な経験で、人様の悩みを解決できる情報発信者=コンテンツホルダーになって、個の力で経済界で生きていける事の方がメリットは大きいと思っています。
レンズ修理ビジネスの場合
生徒さんの今まで培ってきた経験を掘り起し、その知識や技術をコンテンツ化する成果に関しましては、上記山本さんの例えで解説致しましたが、レンズの様な光学機器の修理の分野のスキルを蓄積していくと、ビジネスとして、どんなステージが期待できるのかについて、今までの私自身の経験を元に、次に考えてみたいと思います。この分野に興味がある生徒さん(読者さん)には、大きく二つの動機があると思います。
1、自己所有のレンズを自分で整備してその状態をいつまでもキープしたい
1、レンズを整備できるスキルをビジネスにして自宅に居ながら収入を得たい
実際に読者さんの立場からお問い合わせ頂く際にお話しをさせて頂くのですが、動機において大体上記二つの理由がある事に気づきます。趣味の世界を大切にしたい方と、自宅で出来そうなサイドビジネス(若しくは本業)を探している方です。今回の記事は、その中でも特にビジネス試行でこの分野の学習と実験を行った場合の、待っているステージに関してお話を進めます。
ビジネスとして取り組んでいく場合の一番の特徴は、独自性の高さにあると私自身は感じています。そもそも、この分野のスキルをビジネスとして活動している人がとても少なく、競合相手が少ないので、全く予算をかけなくても集客する事が可能です。コツコツ育てていった企業サイトに力=評価が高まってくると自然検索でトップ表示される様になります。
もっと稼ぎたければ、そのサイトを宣伝する広告を組み合わせればいいのですが、その際検索時に使われると推測されるキーワードのクリック単価もとても安価で済みます。この点に関しては、Nさんはアフリエイターとしての成果を経験しているので、あまり多くを語らなくても理解できると思います。ダイエットというビッグキーワードと比較すると、レンズ修理の様なキーワードはワンクリック単価=10円くらいの予算で間に合います。この様な背景がありますので、レンズ修理ビジネスはとても敷居が低くて、参入リスクも少ないビジネスモデルなのではないか?と感じています。
レンズ修理ビジネスの複数の収入源
全国(海外含む)には沢山の写真愛好家の方がいます。そして、撮影が好きな方は、最終的にはシンデレラレンズと呼ばれる、単焦点オールドレンズに辿り着きます。現在主流のデジカメでは満足しなくなります。世界で一枚の自分だけの絵を求め始めます。わざわざ不便なレンズを駆使してピントと適正露出を自分で模索します。そういう写真愛好家の方は、一度依頼があるとその後もリピートしてくれます。そういう方々から修理依頼を受けるのがレンズ修理ビジネスの主な収入モデルの柱になりますが、他にも形を変えて情報を発信すればキャッシュフローの方法はいくつもあります。
1、修理依頼を受ける | レンズを修理して納品するビジネス |
2、コンテンツ販売 | 修理に関するコンテンツをデジタル化して販売 |
3、先生になる | この分野の知識・技術を教えるビジネス |
4、企業さんとの顧問契約 | 企業用特殊レンズの保守契約 |
5、レンズ修理販売 | レンズを仕入れて修理して販売する |
2、コンテンツ販売とは、レンズ修理に関する知識・技術をデジタルコンテンツとして販売するビジネスなのですが、電子書籍がそれにあたります。書籍の出版は少し難しいのですが、自宅のパソコンで、Amazon Kindleのプラットフォームから出版する事が、個人でも可能な時代になりました。書籍を出版する以外にも、コンテンツ自体にパスワードを掛けたりして、販売する事や、動画単体でその閲覧を有料化する事も可能になります。
私自身は、細かい収入にはあまり関心がないので、公式企業サイト内のコンテンツは基本無料で全て公開していますが、生徒さんなりに工夫していけば複数本のビジネスモデルは構築できると思っています。当協会の公式企業Webサイトを閲覧した読者さんから、ホームページ作成代行を依頼されるケースもありますので、ガッチリ作り込んだ情報発信ツールを構築しておく事は、想定していなかった様なお問い合わせを頂く事ができる様になりますので、可能性が広がります。
受講スタイルについて
光学機器の修理に関する知識・技術の習得には、やはり生徒さんがこちらまで登校して頂くスタイルが理想的になります。生徒さんが興味を抱いた機種を持参して頂き、その構造とレンズ鏡胴内部へのアクセス手順と、その際必要な治具・溶剤に関して学習してもらいます。生徒さんに実際に作業してもらいながら、横で私がレクチャーする光景が一番理解が深まると実感しています。
現在、サポート=コンサルを受けている生徒さんで、一番遠方にお住まいの方は、北が北海道で、南は九州になりますが、3か月に一度くらいの頻度で複数本の機種を持参してもらい受講しています。Nさんの場合も遠方ですので、登校受講の機会の合間で、リモート講義でもなるべく理解が深まる様に工夫していく必要があります。この事に関しましては、初回のリモート講義でじっくり話し合いましょう。
受講の基本的な流れ
登校受講であれ、リモート受講であれ、実際の受講に関しまして、基本的な流れについて解説します。先ずは自分で関心のある機種を入手してもらいます。その後、その個体の状態を初見します。診断という作業なのですが、平均して製造・販売から半世紀以上経過しているオールドレンズは、どこかに不具合があります。どこが問題なのかを診断できないと次の段階に進めなくなります。この所作はとても大切なスキルで、個体毎の問題点を発見できないと、次の整備という段階で適切な処置ができなくなります。
次に整備する段になります。その為には該当個体の構造を理解する必要があります。同時にレンズ鏡胴内部へのアクセス手順を学んでもらいます。整備に必要な部位へアクセスができたら、必要な治具・溶剤を使って整備します。これら一連の作業を学んでもらいます。その後、再組立をするのですが、ビジネスとして取り組む場合は、再組立後検査する作業が必要になります。
単焦点オールドレンズの場合は、大掛かりな検査機器は不要ですが、最低限マウントアダプターは所有しておく必要があります。お手持ちのデジカメのマウント形状と同じアダプターに修理後のレンズを装着して、ピントと無限遠を確認します。マウントアダプターは、いずれ全種類用意しておいた方が理想的になります。登校受講の場合は、これら全ての機器=道具はこちらに揃っているので、登校時その環境を利用すれば、新たな出費も抑えれるので問題ないのですが、登校時一度マスターした機種を再度入手して自宅で整備する場合は、やはり検査道具は必要になります。
どんなレンズを入手するのか?
ビジネスの主体は生徒さんですから、どんな機種に関して学びたいのかは基本自由なですが、協会で推奨している機種は、人気があって且つ修理可能な機種になります。現在も製造・販売されている最新機種に属すZoomレンズは、製造元が販売後の修理を想定していないので、その構造上レンズ鏡胴内部の全ての部位にアクセスできません。
この様な機種は、何か不具合が発生した際は、新しい機種を購入して下さい・・・という企業理念で製造されています。なので、知識・技術の習得の為にも、人気があって修理可能な単焦点オールドレンズが適していると思います。この部類に属す機種は、今後二度と製造されないので、その人気は希少価値を伴って、どんどん高まっていくと推測されます。
集客できるホームページ
遠くない将来、情報発信者として、ある分野で人様の悩みを解決できる様な立場になる為には、専門分野の様々な関連コンテンツが網羅されたサイトをクラウド上で公開しておく事が必須になります。この様な有益な情報が詰まったWebサイトは、意図しなくても、自然とお問い合わせが発生する時期を迎える事になります。この事を、集客できるホームページと呼んでいます。
その為には、Googleさんの読者さんファースト=保護の企業理念に準拠したいくつかのルールに従う姿勢が必要になります。詳細は、別途Webサイトを構築中ですので、まだまだコンテンツ内容が未熟な段階ではありますが、紹介しておきますので、お時間ございます時にご閲覧下さい。
Webサイト立ち上げ時にはいくつか守って頂きたいポイントがあるのですが、Nさんの場合はこの辺の周辺知識は豊富なので、主旨=骨格だけを文章化しておいて、実際のリモート講義にて一緒に作業を進めていきたいと思います。
先ずは、Word Press というオープンソースのブログソフトウェアを活用します。そして、Business Press というテーマをインストール且つ有効化して下さい。その後、13個のプラグインもインストール且つ有効化します。 Word Press そのものの紐づけの際は、ドメインとレンタルサーバー契約が必要になりますが、どちらもXサーバーで契約して頂きます。設定時に、今では常識になっていますが、URLは暗号化通信化させておいて下さい。未だにhttp://○○○/comの様なWebサイトを運営している中小企業さんも多いのが現実です。
その後、GoogleさんのGoogle AnalyticsとSearch Consoleに登録しておきます。Webサイトは記事数が増えていくある段階で、その状態を解析して理論的に修正していく必要がありますので、只単に立ち上げて、記事を書いていけばいいという訳ではありません。この様な作業を一緒に立ち上げ時済ませておきましょう。
初回リモート講義に関しまして
N様こんばんは。ご返信ありがとうございます。当日、お時間少し前になりましたらこちらから招待メール送信させて頂きます。N様の受講はリモートが多くなると思います。その初回、当日は宜しくお願い申し上げます。
今後の流れに関しまして
N様
おはようございます。初受講スケジュールに関してですがN様のご希望に従いまして、リモートにて2021年10月16日(土)14:00~16:00の時間で如何でしょうか?実際にお会いできる日に関しましては無理なくスケジュールを組んで頂ければ幸いでございます。その日を楽しみにしております。リモート受講当日は
・Nさんの将来ありたい自分像
・光学機器=特にレンズの歴史と特徴と今後の展望
・集客できるホームページの準備
主にこの3点に関して打ち合わせさせて頂きます。講義の最中にN様が聞きたい事柄が発生した場合は、勿論その内容を優先致します。Zoomというクラウド型会議サービスを活用させて頂きます。ビデオはOFF設定でも構いませんが、ミュートは必ずONに設定してご参加下さい。ミュートがOFFですと音声が聞こえなくなってしまいます。
必要に応じてどちらかのPCデスクトップ画面を共有する事になると思います。今回は私も通常使っていたデスクトップパソコンではなくて、最近契約したアイパッドでチャレンジしてみようと思っております。開始してみて何か不都合があるかもしれませんが、その時は最善策を一緒に考えていきましょう。開始お時間少し前になりましたら、初回はこちらから招待URLを送信致します。
・ホスト役=田斉
・ゲスト役=Nさん
N様にはそう遠くない将来、ある分野での情報発信者として、その道の先生という立場になって頂きます。その為の準備=練習として、二回目以降はN様がホスト役でリモート講義を開催して頂く予定です。
学習理論体系の大きな特徴として、生徒の立場で受動的に講義を受けるのではなくて、講義を受講しながら、同時に先生になる事を意識する事がとても重要になります。今習った事をすぐに誰かに教える姿勢が、学習した事柄を記憶に定着させる最善の方法です。児童が鉄棒の逆上がりができなくて一生懸命練習してできる様になった時、隣で頑張っている友達にすぐにその要領を教えます。その風景と一緒です。そういう意味で、受講毎に習った内容をNさんがこれから構築していくサイトに投函ページ扱いで、記事として必ず記録していって下さい。記事を書くという所作=人に伝える・・・という行動に通じるものがあります。
そのレポート内容はいずれ関連情報を検索している読者さんにとって、ある悩みを解決できるかもしれない、貴重な情報源の一つとしてクラウド上で育っていきます。同時に、書籍等で関連知識の引き出しを増やしていく必要が今後増えていきます。勿論、基本的な事柄は私が講師として責任を持って、個別にコンサルさせて頂きますが、アウトプットはインプットからしか生まれませんので読書の様な自己努力も必須になります。なのでこれからは、日常生活の何気ないシーンでも常に情報発信者としての意識を持って生きていって下さい。
初回の推奨書籍としまして、アレックス・ロビラ著のGood Luckという物語風の書籍があります。
・運と幸運の違い
・下ごしらえの大切さ
この二つをこんなに解りやすく説いた本を私は他に知りません。 2時間もあれば読破できますので宜しければご一読下さい。今後の講義でも、下ごしらえという言葉を私は頻繁に使用します。それでは、この日程にてご都合宜しければその旨ご返信頂けますと幸いでございます。宜しくお願い申し上げます。
生徒さんからのお返事
田斉様
おはようございます。Nです。ご連絡ありがとうございます。16日、土曜日、14時開始でお願いします。「行き着く先」としては、マッチしていると思います。人を惹きつけるためには、私の本業でもそうですが、圧倒的な知識、圧倒的な実績、こういったものが必要になるとも考えていますので、今後核になるレンズ再生の技術。これをしっかり磨きながら、情報発信をしていければと思います。色々とチャレンジしていきます。
自分の将来ありたい像を鮮明に描く
N様
こんにちは。こちらこそ、先週の土曜日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。初受講=打ち合わせ日時に関しまして今週末の日程にて調整致しまして、他の生徒さんのご予定を整理・調整後こちらから追ってメールにてご連絡させて頂きますのでもう少しお時間を頂けますと幸いでございます。
当日は、N様が将来ありたい像に関して様々な質問をさせて頂く事になりますので、なるべく具体的に事前にご自身のお気持ちを言葉に表現できる様に熟考しておいて頂くと助かります。以前のお電話にてもお話し致しましたが、私自身も光学機器の修理という分野以外の書籍出版スキル及び集客できるホームページ構築の分野ではそれぞれその道の専門家の方の個別コンサルを受けております。私自身生徒の立場でいつも感じるのは、ある分野の専門家の方と接している恩恵の一つとして自分自身と向き合える機会が持てるという事です。自分一人では気が付かなかったことがそういう方と話していると発見できる事があります。
自分自身の事が実は一番わからないという事が多々あります。そんな経験から、教育とは何か?についてよく考える機会があります。何か専門的な知識や技術を教える事も教育の重要な使命なのですが、その講義と並行して、生徒さんが本来持っているものを発見して引き出してあげる事も講師としての大切な役割なのではないか?と実感しております。この様な背景がありますので将来の夢=目標の設定はとても重要です。将来とは今まで培ってきた経験の上にあるからです。そういう会話の中から新しい発見があります。今週末の日程が調整できましたら改めてご連絡させて頂きますので、N様ご自身の大切な将来像、ワクワクしたお気持ちで言語化できる様準備しておいて下さい。宜しくお願い申し上げます。
生徒さんからのお返事
日本レンズ協会 田斉様
将来像ですね。しっかりまとめておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ご決済確認致しました
N様
おはようございます。ご決済して頂いたとの事PayPalさんより連絡を受け賜りました。これから一生涯に渡って長いお付き合いが始まります。公私共に宜しくお願い申し上げます。前回のお電話での相談会で、N様の今までの生い立ちと現在取り組んでおられるネットビジネスに関しましてはある程度私も把握しておりますが、先ずは、N様の将来ありたい像に関しまして講師の私自身も鮮明に把握させて頂きたいと思います。
その上で、N様の受講プログラムを一緒に作っていきたいと思います。青森県在住のN様の現在のお住まいの環境等も考慮した上でどの様なサポート体制が最善なのかも考慮していく必要があります。家の設計図や旅のプランにあたるこの打ち合わせはとても大切になります。その上で、私ができ得る事全て全力でサポートさせて頂きますので、共に成長していきましょう!
本日以降、お電話にて上記内容に関しまして具体的に打ち合わせさせて頂きますがN様のご都合の宜しい日時を教えて頂けますと幸いでございます。講師の私自身の週間予定と致しましては
※月・水・金曜日に企業×3社さんの業務用検知レンズ年間保守契約の仕事が入ってしまう可能性が高いので、この曜日はすぐに電話に出られないケースがあります。
※火・木・土・日曜日に関しましては既存の生徒さんの受講枠確保の為、終日在宅しておりますので、対応がしやすい環境でございます。
今後のやり取りに関しましては電話・リモートアプリ・メール・N様専用通信サイト等で相互通信をさせて頂きますが幾つかの手段を経験してもらいながらN様が一番理解しやすい方法も一緒に探っていきたいと思っております。
昨日は久しぶりに関東地方で大きな地震がありました。目標=夢を抱いて生きていく事はとても大切ですが何か偉大なエネルギーの元、生かされている事にも感謝しながら毎日を過ごしていきたいものです。それではご連絡お待ちしております。お忙しいとは思いますが宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉健輔
生徒さんからのお返事
日本レンズ協会 田斉様
おはようございます。これからよろしくお願いいたします。先週土曜日はありがとうございました。お話をさせていただき、本業での技術指導経験、ネットビジネスの経験も活かせるのではないかと、未来に広がりが見えてきたような気がします。まずは技術を磨かなければいけませんが、お話しいただいたような技術の伝承についても、その一端も担えたらと考えておりますので、ご指導よろしくお願いいたします。打合せについては、私も「土日」のほうが時間が取れますので、「9:00~17:00」の間でご指定いただければと思います。本来ならばまずはご挨拶に伺わなければいけないところですが、Zoomの環境も確認したく、リモートでお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
生徒さんからのお返事
田斉 様
申し訳ありませんでした。土曜日の10時でございます。よろしくお願いいたします。
N様
承知致しました。当日は宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉健輔
生徒さんからのお返事
日本レンズ協会 田斉 様
ご連絡ありがとうございます。それでは明日の10時に協会の方にお電話させていただきますので、よろしくお願いいたします。
N様
先般のメールの内容ですと明日8日(金)は16:00からがご都合が宜しいとの文面でしたが明日の金曜日で間違いないのでしょうか?明日ですとこちらが終日外出予定ですので明後日の土曜日10:00~10:30の時間帯にてご提案させて頂いた次第でございますが、もう一度先にこちらから送信しましたメールの文章をご確認頂けますと幸いでございます。宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉健輔
生徒さんからのお返事
日本レンズ協会 田斉 様
はじめまして、Nと申します。ご返信いただきありがとうございます。まだ、カメラ自体に触れたばかりで右も左もわからず、何を相談したらいいのか自体わかりませんが、よろしくお願いいたします。明日10月8日16時、または翌10月9日は午前午後どちらでも時間をご指定いただければと思います。
N様
承知致しました。2021年10月9日(土)10:00~10:30の時間帯で如何でしょうか?
・047-386-5353(協会固定)
・090-9829-0696(田斉携帯)
こちらまでお電話頂けますと幸いでございます。当日、どんな事柄の内容でもお尋ね下さい。
宜しくお願い申し上げます。
生徒さんからのお問い合わせ
はじめまして、Nと申します。この9月からカメラ転売の塾に入ったカメラ初心者ですが、レンズにカビが発生することを知り、また、様々な状態のカメラを見ているうちに、これを修理してみたいという気持ちになり、技術を習得できないかと検索している中で御協会のページにたどり着きました。小さい頃、顕微鏡や望遠鏡に興味があり、そういえば自作も試みたことがあったことを思い出し、引退後の生業はこれだと、転売もシステムについても学びながらですが、しっかり構造についても勉強して、ユーザーに安心して使ってもらえるようより良い商品として再生したいと考えております。入校には枠もあるとのことですので、お伺いしたくメールさせていただきました。よろしくお願いいたします。
N様
無料個別相談会お問い合わせフォームからのお問い合わせ内容、確かに拝読させて頂きました。もし、差し支えなければお電話にて様々な質問にお答えさせて頂きます。N様のご都合をメールにて教えて頂けますと幸いでございます。お忙しいとは思いますが宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉健輔