ズイコー(Zuiko)とは、OMデジタルソリューションズ(2020年12月以前はオリンパス)が展開する写真レンズのブランドです。オリンパスは顕微鏡の製造の技術を活用し1934年からカメラレンズの研究を開始、その2年後にレンズを完成させ、ズイコー(瑞光)と命名した。瑞光とは、吉兆を表す光のことである。出典元サイト:ウィキペディア(Wikipedia)
Olympusさんは、Olympus Zuiko クラブなる会員組織も運営していて、OMデジタルソリューションズ製品愛用写真家の為に様々な活動もされております。支部活動では、撮影会や写真展の開催、テクニック講習などを実施し、見学も歓迎しておられる様です。
修理の分野に身を置く立場としましては、レンズは撮影の為の大切な道具・・・という観点から、所有に際しましては、やはり定期的な整備が必要である事を、写真愛好家の方々にはもっと理解して頂ければと感じております。レンズの様な光学機器は、未使用期間が長期化すると、随所に支障をきたしてしまいます。
お気に入りの撮影場所まで行かなくても、ご自宅で隙間時間に、テレビを見ながらでもいいので、レンズ単体を手に取って頂き、フォーカス調整ダイヤルを回したり、絞り羽を解放にして自然光を入射してもらうだけで、カビ等付着物の繁殖防止になります。
レンズ検査ご依頼までの流れ(経緯)
今回のご依頼はメールにて受け付けましたので、その内容を簡潔にまとめました。
前回整備して頂いてから3年くらい経つので、そろそろ見て頂きたくメールしました。目視的は、小さな埃やカビの付着が確認できます。ピントリングや絞りリングに問題はなさそうに感じられます。そんなに頻繁に使っているレンズではないのですが、前回かなり汚いレンズを綺麗にしてもらった際に、頻繁に使うのが、レンズにとっては一番いい所有条件だという事は日々実践しています。
機種名 | Olympus M-S E-Zuiko AT 100mm F2.8 |
シリアルNO | 101005 |
付属品 | 前後キャップ |
課題(所有者さん見解) | 定期検査 |
修理報告
鏡胴内部全てのレンズ表面に付着していた埃・カビ除去しました。レンズ全体としての光学的なクリアー度は復元しています。カビの種類は主に点カビと雲状カビでした。付着していた点カビが腐蝕カビで、除去後の腐蝕痕が若干ですが残ります。
又、雲状カビの腐蝕痕が、レンズ外周に一部残ります。この点、ご了承お願い致します。このレンズも外観・駆動系共に良好な状態です。今後も大切にご所有お願い致します。以前整備した状態よりはかなり綺麗な状態を維持できていると感じました。今まで同様未使用期間が長期化しない様にご留意下さい。尚、整備工程にて撮影した数枚の写真も貼付しましたので、併せてご参照下さい。
納品に関しまして
※お願い・・・銀行お振込み頂きましたら、その旨メールにてお知らせ頂けますと幸いでございます。確認後速やかに納品させて頂きます。
発送方法 | クロネコ着払い便 |
送り状NO | 別途メールにて報告 |
配送状況 | お荷物追跡システム |
ご決済に関しまして
整備費 | 8,000円(税込) |
決済方法 | 銀行振り込み |
お願い | ご決済後メールにてお知らせ下さい |
お振込み先銀行
・みずほ銀行
・五香支店
・口座名義 一般社団法人 日本レンズ協会
・普通口座
・口座番号 1715154
ご縁ございましたら、今後もお付き合い・ご指導宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔