移動中はレンズはカメラ本体から外して下さい
修理依頼で、レンズのガタツキを直して欲しいという内容課題がありますが、その様な症状の原因は、撮影場所までの移動中に原因がある事が多いです。電車でも車でも共通していますが、レンズをカメラ本体に装填したまま移動しているケースです。
どうせ、撮影場所に到着したら撮影を開始するのですから、移動中はカメラとレンズを別々に持っていくのは面倒な気持ちはよく解ります。でも、一緒の状態で移動していると、特に車の場合は震動がレンズとカメラの接点に悪影響を及ぼします。ガクッという大きな振動ではなくて、ボクシングに例えるなら、ジャブの様な小さな震動が沢山接点部位に加えられる事で、知らないうちに接点部位固定ネジが緩んでしまいます。
修理すれば、大体は元の状態に復元できますが、複数本の固定ネジの内、いつも付加がかかっているネジは微妙に変形してしまっている事が多いです。レンズをカメラに装填した際に、一番天向きのネジが弱ってしまいます。特に、同じレンズを頻繁に使用している方は気を付けて下さい。
理想的な移動管理は、
※カメラとレンズは別々に所持
※カメラもレンズもそれぞれキャップを付ける
※それぞれが例えばバッグの中で直接触れ合わない様に工夫する
この3点に留意して頂ければ、外観を傷付ける事もなく、いい状態を維持できますので、是非ご留意お願い致します。