Canon 50mm F1.8(黒鏡胴)修理教科書

Canon 50mm F1.8

修理行程コンテンツを公開する主旨

ご自身で所有するレンズが、ある程度ご自宅にて自分でメンテナンスできれば、それが一番理想的ではないかと、日々人様のレンズに対峙しながら、長い期間感じておりました。

パソコン等のツールも行き渡り、全てのやり取りがWEB上で可能になりました。又、動画の収録・再生も個人レベルで可能な時代になりました。我々修理のプロも、その験・技術をオープンにして、皆様のお役に立てる方法を開示するべき時代が来たのだと思っております。

勿論、レンズの修理を従来通り専門業者に委ねる流れも、丁寧な処置前診断、価格の透明性、修理内容の開示等よりお客様が安心してレンズを委ねられる様な環境の改善は、引き続き行ってまいります。この教科書の配信を通じて、写真愛好家の方々の撮影ライフの一助となります事を願って止みません。

レンズの構造を理解して、整備の為の最低限必要な治具溶剤を揃えれば、充分に自宅でメンテナンスができる機種の一種ですので、このWebサイトのコンテンツを学習して頂き、ご所有レンズの状態維持にお役立て下さい。

Canon 50mm F1.8というレンズ

修理の分野に身を置いていると、日々様々な光学機器に出会います。今回紹介するCanon 50mm F1.8というレンズは、L39マウント形状のとても小さくてかわいいレンズです。実際にまだこの機種で撮影をした事がないのですが、毎月修理依頼があるので、人気機種の一種なのではないかと感じています。只、このレンズの共通点として、時々レンズ鏡胴内部に組み込まれているガラス玉部位の一部が白濁してしまっている個体が散見されます。この症状はカビ等の付着物ではなくて、ガラス玉表面そのものの痛みが原因です。すりガラスの様な状態になってしまいます。全てのレンズがそういう状態になってしまう訳ではなく、5つの内大体1つがこの様な課題を抱えています。どうしてそういう症状になってしまうのかは、今のところ科学的には証明できていません。

第Ⅰ部

第一章ではフロント側からの検査・アクセス手順と必要な治具について解説します。

検査・分解のGOOLはこの様な状態です
・フロント側から検査・分解しこの様な状態にします。
・前玉ユニットを外す為の工程になります。
・この状態にする為の手順を解説します。
・その後、前玉ユニット×両面ガラス玉表面を洗浄します。
・前玉ユニット内部のレンズに関しては別途お問い合わせ下さい。
・今回解説する処置で殆どの光学的な課題は解決します。

フロント側から検査・分解しこの様な状態にします

前玉ユニット群レンズ
・このユニット内部には複数枚のレンズが組み込まれています。
・この機種の傾向としてこの内部に支障があるケースは稀です。
・この教材ではこの内部に関する解説までは至っていません。
・必要があれば別途お問い合わせ下さい。
・少し専門的な知識・経験が必要です。
・第Ⅰ部の最後に内部レンズについて軽く解説します。

前玉ユニット群レンズ

アクセス手順①
・先ず、フロント化粧リングを外します。
・レンズの名前が刻印されている部分です。
・固着している場合は別途お問い合わせ下さい。

フロント化粧リング

ゴム治具を使用します
・この様なゴム治具を使って下さい。
・ゴム治具径が化粧リングと同じだと回し易いです。
・加工の仕方、入手先は次に説明します。

この様なゴム治具を使って下さい

フロント側レンズ押え化粧リングを外す為のゴム治具
・市販の物をこの様に加工します。
・中央をすり鉢状に削りレンズ面に触れないようにするのがポイントです。
・加工道具は彫刻刀が使いやすいと思います。
・単焦点50mmレンズ用としても一つあると重宝します。
・入手先:お近くのホームセンター等
・価格目安:100円前後
ユニデイー

市販の物をこの様に加工

アクセス手順②
・この様にレンズ本体に当てがいます。
・ゴム治具径≒化粧リングになっています。
・径が同じだとより回しやすくなります。
・少しずつ各種径のゴム治具を揃えて下さい。
・押しつけ気味に反時計方向に回します。

この様にレンズ本体に当てがいます

アクセス手順③
・フロント化粧リングが外れました。
・段々、パーツが増えてきます。
・この段階から作業台上は整理整頓して下さい。

ロント化粧リングが外れました

アクセス手順④
・フロント化粧リングを外すとこの様な機構が現れます。
・前玉ユニットの頭部が見られます。
・次の作業はこの前玉ユニット機構を鏡胴本体から外す処置です。

フロント化粧リングを外すとこの様な機構が現れます

アクセス手順⑤
・同じように専用ゴム治具を使います。
・空洞の小さい規格です。
・カメラ量販店のメンテナンスコーナーにあります。
・セット商品で価格は1,500円位です。
ヨドバシカメラ

同じように専用ゴム治具を使います

アクセス手順⑥
・この様にレンズ本体に当てがいます。
・ゴム治具径≒前玉ユニットレンズになっています。
・径が同じだとより回しやすくなります。
・少しずつ各種径のゴム治具を揃えて下さい。
・押しつけ気味に反時計方向に回します。

この様にレンズ本体に当てがいます

アクセス手順⑦
・前玉ユニット群レンズが外せました。
・この群レンズの後ろ玉は球面形状をしています。
・レンズ表面を傷つけない様に取扱いには注意して下さい。
・このアクセスで殆どの光学的な課題は解決します。
・これ以上は分解しなくても大丈夫です。
・もしこのユニットの内部に課題がある場合は次の様に分解します。

前玉ユニット群レンズ

アクセス手順・補足①
・このユニットを更に分解します。
・必要がなければ飛ばして下さい。
・その個体の状況により判断します。

このユニットを更に分解

アクセス手順・補足②
・この様に二つに分解できます。
・そして必要に応じて各ガラス玉表面を洗浄します。
・外した際の向きに注意して下さい。

この様に二つに分解できます

アクセス手順・補足③
・そしてこの様にそれぞれのガラス玉表面を洗浄します。
・必要に応じて判断します。
・慣れないうちはすべての分解を目標にはしません。
・その個体の課題は何なのか?を大事にして下さい。

それぞれのガラス玉表面を洗浄

アクセス手順・補足④
・同様に洗浄します。
・使用治具・溶剤についてはこの後解説します。
・中央から円を描きながら外周に向かいます。

同様に洗浄

鏡胴内部はこの様な構造になっています
・絞り羽根に直接アクセス可能な状態です。
・もしこの機構に課題がある場合はこのタイミングで処置します。
・お持ちの個体がこのケースの場合は別途お問い合わせ下さい。
・今回の教材ではこの課題には言及しておりません。

鏡胴内部はこの様な構造になっています

アクセス手順⑧
・取り出した前玉ユニット群レンズをクリーニングします。
・今回はこのユニットの後ろ玉表面のみを処置します。
・群レンズユニット内部に組み込まれているガラス玉に課題がある時は別途お問い合わせ下さい。
・前述補足解説も併せてご参照下さい。

取り出した前玉ユニット群レンズをクリーニング

現在の作業台上の風景
・現在はこの様な風景になっています。
・繰り返しになりますが順番と向きが重要です。
・整理整頓しながら作業して下さい。

現在の作業台上の風景

クリーニング専用ペーパー
・レンズの洗浄には専用ペーパーを使って下さい。
・推奨は【dusperΣ】です。
・チョット高価ですが是非【ダスパー】を購入して下さい。
・一枚一枚が大きいので四分の一にカットして使って下さい。
・同じくカメラ量販店のメンテナンスコーナーで扱っています。
・入手先:カメラ量販店
・価格目安:1,500円前後
ヨドバシカメラ

ダスパー

かなり大きいので一枚全部を使うのは勿体ないです
・ポイントはレンズの中央から外側に向かって拭きます。
・円を描くようになるべく均等な力で拭きます。
・あまりもたもたしないでササット拭き取るのがポイントです。

かなり大きいので一枚全部を使うのは勿体ないです

四分の一サイズがベストです
・もしかしたら小さいサイズの規格商品が市販されているかもしれません。
・ハサミでカットして下さい。
・1クリーニング=1枚を使用します。
・同じペーパーを何度も使い回ししない事。
・使用後のペーパーは鏡胴外観等の拭き取りに使います。

四分の一サイズがベストです

カットしたダスパーを木製のトングに巻き付けます
・上手く巻きつけができない時はセロテープを使ってださい。
・その際はなるべく根本にテープを巻きます。
・金属製のピンセットは使用禁止です。
・レンズを傷付ける恐れがあります。

カットしたダスパーを木製のトングに巻き付けます

ハンドラップの先端をプッシュします
・必要分が出てきます。
・高価なのでほんの少しで充分です。
・沢山使えば綺麗になるという訳ではありません。

ハンドラップの先端をプッシュします

ハンドラップとレンズ専用クリーニング溶剤
・当協会ではカビが除去しやすく、拭きムラが残り難い専用溶剤を使っています。
・一般の方はカメラ量販店等で扱っているレンズクリーニング溶剤で十分です。
・それでもかなり高価ですから、無駄なく使って下さい。
・沢山使用すればよいと言うものでもありません。
・カメラ量販店のメンテナンスコーナーで扱っています。
・入手先:カメラ量販店
・価格目安:3,000円前後(300ml)
ヨドバシカメラ
・保管容器のお勧めは【ハンドラップ】です。
・蒸発も防止できて必要分をプッシュして使えます。
・片手で必要量が出てくるのでとても重宝します。
・入手先:東急ハンズ等
・価格目安:2,000円前後(材質・サイズによります)
東急ハンズ

ハンドラップ

ユニット群レンズの後ろ玉表面をクリーニングします
・ポイントはレンズの中央から外側に向かって拭きます。
・円を描くようになるべく均等な力で拭きます。
・あまりもたもたしないでササット拭き取るのがポイントです。
・初めのうちは拭きムラが出てしまいます。
・慣れてくると上手になります。

ユニット群レンズの後ろ玉表面をクリーニング

ユニット群レンズの前玉表面をクリーニングします
・この工程は再組立て後でも構いませんが、レンズの状態を見極める為にこの段階で
 クリーニングします。
・ポイントはレンズの中央から外側に向かって拭きます。
・円を描くようになるべく均等な力で拭きます。
・あまりもたもたしないでササット拭き取るのがポイントです。
・初めのうちは拭きムラが出てしまいます。
・慣れてくると上手になります。

ユニット群レンズの前玉表面をクリーニング

アクセス手順⑨
・これでフロント側からのクセス・処置は終了です。
・この段階でレンズを一度組立て直します。
・連続してリヤ側処置に移るのは避けて下さい。
・区切りをつけて作業します。

Canon 50mm F1.8(黒鏡胴)

組立て時の注意点
・一枚一枚のレンズの状態を再度確認して下さい。
・問題がなければ再組立て作業に進みます。
・空気中の埃が必ず付着していますのでブロアーで仕上げて下さい。
・この時、少し時間がかかりますのでレンズに空気中の埃が付着します。
・必ず組立る直前にその埃をブロアーで飛ばして下さい。
・お勧めのタイプは、独立起立型のブロアーです。
・少し割高になりますが、コロコロ転がるタイプのものは作業に集中できません。
・入手先:ヨドバシカメラ ヨドバシカメラ
・価格目安:2,500円前後(サイズによります)

ブロアー

第Ⅱ部

第二部ではリヤ側からの検査・アクセス手順と必要な治具について解説します

検査・分解のGOOLはこの様な状態です
・リヤ側から検査・分解しこの様な状態にします。
・後ろ玉群レンズユニットを外す為の工程になります。
・その後中玉レンズも外します。
・この状態にする為の手順を解説します。
・そして、後玉群レンズユニット、中玉レンズを洗浄します。
・作業台上が少し複雑になりますので注意して下さい。

リヤ側から検査・分解しこの様な状態にします

リヤ側はこの様な構造になっています
・このまま直接後ろ玉等の光学的な部分にはアクセスできません。
・鏡胴本体と分離させる必要があります。
・絞り羽根ユニットを含むレンズ群は固定リングで固定されています。
・その固定リングを外します。
・順番に解説します。

リヤ側はこの様な構造になっています

使用するゴム治具です
・一回り径が小さくなります。
・色んな径のゴム治具が段々増えてきます。

使用するゴム治具

必要に応じて揃えていって下さい
・入手先:お近くのホームセンター等。
・価格目安:100円前後
ユニデイー

ゴム治具

この様に当てがいます
・固定リング径と同じ径です。
・なるべくこの径を同サイズのものにして下さい。
・押しつけ気味に反時計回りに回転させます。

押しつけ気味に反時計回りに回転させます

これが固定リングです
・Leitzレンズ等で多用されています。
・このリングの構造上の意味を理解して下さい。
・非常に丈夫なパーツです。

固定リング

リヤ側からのアクセス①
・鏡胴本体と分離できました。
・段々パーツが増えてきます。
・外した順番・向きが重要です。

鏡胴本体と分離

作業台上の風景
・今、作業台上はこの様な風景になります。
・繰り返しになりますが順番を意識して下さい。
・この段階で整理整頓しないとこれから先に進むごとに混乱します。

作業台上の風景

リヤ側からのアクセス②
・いよいよ後ろ玉を外します。
・この様な構造になっています。
・この部分は指で摘まんで回転させます。
・比較的容易に外せます。

後ろ玉を外します

これが後ろ玉です
・とても薄くて小さなガラス玉です。
・リング一体型ですので向きは間違わないと思います。
・不安でしたらマーキングして下さい。

とても薄くて小さなガラス玉

リヤ側からのアクセス③
・これで後ろ玉が外れました。
・レンズ鏡胴には中玉が残っています。
・着実に丁寧にアクセスしましょう。

後ろ玉が外れました

今、作業台はこの様な風景です
・リヤ側からのアクセスはこれからもう少しパーツが増えます。
・取り出した順番が大事です。
・向きも意識して下さい。

作業台はこの様な風景

中玉はこの様に組み込まれています
・かなり深い位置まで螺旋状の形状で組み込まれています。
・当教材では極力金属製治具は使いませんがこの工程で使用します。
・108°相対して小さな丸い穴が開いています。

中玉はこの様に組み込まれています

リヤ側からのアクセス④
・その穴に金属製治具先端を合わせます。
・傷つけない様に丁寧に処置します。
・水平な作業台上で行って下さい。
・ポイントは治具ではなくてレンズ側を回します。
・勿論方向は反時計回りです。

の穴に金属製治具先端を合わせます

この様な治具です
・先端が丸い形状の物が市販されています。
・売り場でよく見て購入して下さい。
・お近くのホームセンター等で入手できます。
・価格目安:1,000円前後(この種の治具はピンキリです)
ユニデイー

先端が丸い形状の物が市販されています

リヤ側からのアクセス⑤
・これが中玉です。
・この様な形状をしています。
・向きは特徴があるので大丈夫です。
・不安でしたらマーキングして下さい。

中玉

リヤ側からのアクセス⑥
・中玉が外せました。
・残った鏡胴には絞り羽根機構があります。
・その向こうのレンズは第一部で既に洗浄済です。

残った鏡胴には絞り羽根機構があります

ご参考までに
・絞り羽根開放状態です。
・この教材では言及していませんが、絞り羽根ユニット機構に課題がある場合は
 この段階にて検査します。
・別途お問い合わせ下さい。

絞り羽根開放状態

絞り羽根絞り時状態です
・絞り羽根本体に直接アクセスできます。
・取扱いには充分注意して下さい。
・絞り時状態のまま作業台上に保管します。

絞り羽根絞り時状態

作業台上はこの様な風景です
・現在はこの様な風景になっています。
・見ての通り少しレンズが増えてきました。
・繰り返し強調しますが順番と向きが重要です。

作業台上はこの様な風景です

リヤ側からのアクセス⑦
・取り出した表玉両面をクリーニングします。
・要領は前述した通りです。
・新しいペーパーを使って下さい。
・先に使った物の再使用はいけません。
・中央から外側に向けて円を描く様に拭き取りします。

取り出した表玉両面をクリーニング

リヤ側からのアクセス⑧
・取り出した中玉両面をクリーニングします。
・要領は前述した通りです。
・新しいペーパーを使って下さい。
・先に使った物の再使用はいけません。
・中央から外側に向けて円を描く様に拭き取りします。

取り出した中玉両面をクリーニング

リヤ側からのアクセス⑨
・これですべてのレンズ表面の洗浄処置は終了です。
・再組立てして下さい。
・作業中に付着した空気中の埃はブロアーで飛ばします。
・外した際の反対の手順で組み立てます。
・向きに注意して下さい。

再組立

リヤ側からのアクセス⑩
・次にレンズ鏡胴本体を合体させます。
・凹凸部分がありますからその位置を合わせます。
・しっかり規格通り元の位置に戻して下さい。
・固定リングも時計回り方向に回転させて装着します。
・しっかり根本まで回して下さい。

レンズ鏡胴本体を合体

お疲れさまでした
・すべての処置が終了しました。
・折角綺麗に復元したレンズです。
・今後の保管等十分ご留意下さい。
・付属品等ある場合は確認して下さい。

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本書は「Canon 50mm F1.8(黒鏡胴)」のレンズメンテナンスをご自宅で行うための教科書です。レンズの修理、カメラレンズのカビ、オーバーホール、分解、清掃等にお悩みの方はぜひお読みください!本書に使用するレンズは、全て当協会に実際にメンテナンス依頼があった実際の個体を使わせて頂き解説を加えております。従いまして、その内容は写真を見ながらじっくり再現すれば、あなたが所有する同じ機種にも当てはまる様に構成されております。自分のレンズと同機種なのかをまずはよく確認して頂き、焦らずにじっくり取り組んで下さい。古き良きレンズをメンテできる職人さんも私同様、だんだん高齢化になっています。各メーカーさんも昔のレンズ程受け入れていないのが実情です。また、この種の修理を教える機関そのものが、日本には殆ど存在しないのも事実です。このままですと、いずれ世界中にある昔のレンズを修理できる人がいなくなってしまいます。一般社団法人 日本レンズ協会は、この様な現状と今後の予測をもとに、レンズ修理事業と並行し、教育分野に取り組んでいます。その一環として、本書『カメラレンズ修理の教科書』をシリーズ化してまいります。本書では、プロが実際に作業している風景を、写真と動画にて解説を加えている構成をとっています。従いまして、じっくりこの教科書に向き合って頂ければ、プロが行うのと同じ様な結果が得られる構成になっております。ぜひ本書をお読みになり、プロフェッショナルのレンズメンテナンスをマスターしてください。

著者プロフィール

田斉健輔(タサイ・ケンスケ)
一般社団法人日本レンズ協会 代表理事。光学研究所 所長。1960年、生まれ。祖父がライカカメラのレンズ職人だった為、幼少の頃からカメラレンズに慣れ親しむ。東京学芸大学を中退後、自衛隊に入隊。その後、大手外食企業の東日本統括部長に就任。2004年、カメラレンズのメンテナンス・修理の事業を興す。2011年、一般社団法人日本レンズ協会設立。今後、カメラレンズ修理の専門学校設立を構想している。ミッションは、日本の古き良きカメラレンズを、良い状態で後世に残していくこと。

kensuke tasai と申します。 光学機器の修理を主たる業務としております。 関連コンテンツも並行して配信させて頂いておりますので、リクエストございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。