Aさんコメント投稿ありがとうございます
独立という言葉を安易に使わない・・・最初にお会いした時にお話しした言葉ですね!人は何か新しい事を始めたがります。私自身がそうなので、その気持ちはよくわかります。始めるのは簡単なのですが、一度自分で決めた事を継続するのは簡単ではありません。更に、独立という言葉を安易に使うのも、私は賛成せきません。
一代で何か事を成すのは大変な努力を伴います。レンズに限らず、いくら技術を習得しても、いくら集客について学んでも、それだけで独立して経済的な安定を手にできる人は非常に稀だと思っています。成功は自分一人の努力で手に入れる事は無理です。個人的には、本人の努力=20、それ以外の支援=80だと感じています。周りから応援される様な人物にならないと無理です。人様がいて、運もあって、成功するに値する人間なって、初めて実現するのだと感じています。
独立したくて日本レンズ協会に相談しました
僕は現在27歳で埼玉から都心に通勤しているサラリーマンです。名前は匿名ですが、代表の田斉さんに依頼されて入学の動機等正直に書く事にしました。初めて会ってから現在に至るまで、本当にお世話になっています。自分の文章でイイという事で飾らずに書きます。入学を希望して会ってもらったのに、最初は断られました。最初の動機から書きます。
入学の動機は単純な理由でした
今の会社は新卒で5年目です。毎日毎日ラッシュを我慢して、やっと仕事にも慣れてきました。休みは月に6回あります。残業は毎日で、帰るのは終電ギリギリです。そんな日々に疑問を持って、独立して自由に生きてみたいと思いました。
どんな職業が自分にむいているのか半年くらい考えました。自分は小さい時から細かい作業が好きで、昆虫採集とか写真とかが趣味でした。写真家になるには才能がないので、それに関連した仕事で独立したいと思いました。色々調べて日本レンズ協会の事を知りました。
面接に行きました
最初に電話しました。協会主催の専門学校について、概要を教えて頂きましたが、担当の女性の方から、途中で田斉さんが電話を交代しました。自分の場合は、入学の意思決定前に面接が必要だと告げられました。
最初は誰でも入学できるものと思っていたので意外でした。日時を決めて協会の最寄駅近くのレストランで待ち合わせしました。そこで食事をしながら面接が始まりました。
レンズ修理学校の話ではなくて、僕の個人的な相談にのってくれました
その面接では、学校に入るかどうかとか、学校に入っての進路とか、そういう具体的な内容の話ではなくて、自分の現在の会社務めの話とか、学校時代の部活の話とか、埼玉のアパートの話とか家族の話が中心でした。
話していて、レンズの事は一切出てきませんでした。今の自分がイヤだから環境を変えたい!そんな動機では、次にどんな事を始めてもまた同じ繰り返しになると言われました。親にも相談できなかった事を時間をかけてじっくり聞いてくれました。
結局、入学は断られてしばらく時間が過ぎました。断られましたが嫌な気持ちにはなりませんでした。自分は少し気持ちが前向きになりましたが、会社に行くのはやはり辛かったです。半年頑張って、それでも入学したい気持ちが残っていたら、その時もう一度連絡しなさいと言われて別れたので、もう一度電話しました。
条件は、カード決済は無効で、現金を貯金しなさいと言われていました。本気なら貯金できる筈で、中途半端な気持ちなら貯金できないと言われました。僕の場合は現金決済のみと言われました。
やっと入学できました
結局、入学できたのですが、幾つもの条件付でした。
①決して会社は辞めない事
②転職もしない事
③親にちゃんと話す事
④毎週田斉さんに、電話かメールする事
⑤毎日日誌をつける事
⑥毎週部屋を掃除する事
⑦靴はいつも磨く事
⑧毎年お土産を持参して帰省する事
もっと沢山あったのですが、沢山の決まりごとを守って、現在も通学しています。
今後やってみたい事
学校には技術を学びながら幾つものビジネスモデルがあります。僕はその内の一つに取り組んでいます。亀の様に一歩づつ!・・・田斉さんの好きな言葉です。実益が早めにともなうモデルなので、技術を習得する為に、週末に通っています。でも、相変わらず技術面よりも心構えに関する事を教わっています。
それでも、半年くらい経つので確実に実益は伸びてきました。会社とは違う環境で努力していると、会社で今までイヤだったことが、そんなに苦痛ではなくなってきたのが自分でも不思議です。それに、時々教室で他の生徒さんと重なる事がありますが、授業の後にみんなで飲みにいきます。
会社以外の人と一緒に話したことがなかったので、新鮮な影響を受けているのだと思います。皆の話はレンズの事ばかりではなくて将来の夢とかあって、今までの自分が視野が狭かったなと感じる事があります。約束したので会社はこれからも続けます。
自分で自由に使えるお金が多くなったので、食事は少し贅沢になりました。洋服のセンスがナイといつも言われているので、服にも少し気を使っています。僕にとっては、技術の学校というよりは、生き方の学校の様な感じです。
このWebサイトお読みの読者さんへ
一般社団法人 日本レンズ協会の主たる業務は、あくまでも光学機器の修理でございます。光学機器修理専門業者として、一般社団法人格を登記しておりますので、日々全国からの整備依頼を誠実に事業の核として行っております。その主たる業務と並行して、教育の分野にも力を傾注しております。
当協会の代表理事の私自身も、そんなに若くはありません。光学機器の整備実態を、若輩者ながら長年肌で感じる事があります。メーカーさんの批判ではありませんが、製造元は販売後のメンテナンスには、あまり力を入れていないのが実情です。特に昔の個体ほど、その構造自体を把握している職人さん自体が減少しています。
そんな現状を鑑みますと、今後の光学機器のメンテナンス状況に憂いが残ります。私自身も、日々全国のお客様のレンズの整備作業に従事しておりますが、とてもその全てには応じ切れていないのが実情です。当協会の光学機器修理専門学校の設立は、この様な背景から発足致しました。
写真撮影が趣味の方で、併せてレンズの整備に興味がある方の中から、この様な事業に興味がある方に対して、修理専門学校を通じて貢献できればと言う想いから、この学校を設立致しました。
この様な背景をご理解頂き、ご自身の今後の将来と照らし合わせてみて、当協会の理念にご賛同頂ける方でしたら是非ご入校頂きまして、光学機器の末永い状態維持と、ご自身の将来の夢の為に当協会で学んで頂けましたら幸いでございます。