Lens×5本

レンズ5本

預かりしておりましたレンズ、必要な処置施しましたので、下記報告致します。

Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5 NO4589528
①Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
機種名①Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
シリアルNO4589528
付属品前後キャップ、ケース
依頼内容総合的な検査
お預かり日2020年8月19日
検査報告書
光学系付着物及び各駆動系全て検査致しました

光学系付着物:レンズ鏡胴内部全ての部位に付着していた光学系付着物除去処置施しました。レンズ全体としてのクリアー度は復元しています。付着していた点カビの一部が腐蝕カビで、カビそのものは除去できていますが、除去後の腐蝕痕が若干ですが残ります。

絞り羽ユニット機構:クリック型絞り羽構造で、3.5から16指標位置まで8か所のプレート溝に収まり異常なし。トルク感規定値内。カメラ本体装填時2か所の駆動連動ボタン正常に機能。A/M切替レバー異常なし。

フォーカス調整機構:0.4~∞指標位置まで全領域駆動。トルク感規定値内でスムースに駆動

Super-Takumar 55m F1.8 NO2035397
②Super-Takumar 55m F1.8
機種名Super-Takumar 55m F1.8
シリアルNO2035397
付属品前後キャップ、ケース
依頼内容総合的な検査
お預かり日2020年8月19日

検査報告書
光学系付着物及び各駆動系全て検査致しました

光学系付着物:レンズ鏡胴内部全ての部位に付着していた光学系付着物除去処置施しました。レンズ全体としてのクリアー度は復元しています。付着していた点カビの一部が腐蝕カビで、カビそのものは除去できていますが、除去後の腐蝕痕が若干ですが残ります。後ろ玉レンズ外周腐蝕痕リング状に残ります。

絞り羽ユニット機構:クリック型絞り羽構造で、1.8から16指標位置まで13か所のプレート溝に収まり異常なし。トルク感規定値内。カメラ本体装填時1か所の駆動連動ボタン正常に機能。A/M切替レバー異常なし。

フォーカス調整機構:0.45~∞指標位置まで全領域駆動。トルク感規定値内でスムースに駆動

Super-Takumar 105mm F2.8 NO2347112
③Super-Takumar 105mm F2.8
機種名 ③Super-Takumar 105mm F2.8
シリアルNO2347112
付属品前後キャップ、ケース、105mmフード
依頼内容総合的な検査
お預かり日2020年8月19日
検査報告書
光学系付着物及び各駆動系全て検査致しました

光学系付着物:レンズ鏡胴内部全ての部位に付着していた光学系付着物除去処置施しました。レンズ全体としてのクリアー度は復元しています。付着していた点カビの一部が腐蝕カビで、カビそのものは除去できていますが、除去後の腐蝕痕が各部位に残ります。

絞り羽ユニット機構:クリック型絞り羽構造で、2.8から22指標位置まで11か所のプレート溝に収まり異常なし。トルク感規定値内。カメラ本体装填時1か所の駆動連動ボタン正常に機能。Auto/Man切替レバー異常なし。

フォーカス調整機構:12~∞指標位置まで全領域駆動。トルク感規定値内でスムースに駆動

Takumar 200mm F3.5 NO1434492
④Takumar 200mm F3.5
機種名④Takumar 200mm F3.5
シリアルNO1434492
付属品前後キャップ、ケース、雲台、専用フード
依頼内容総合的な検査
お預かり日2020年8月19日
検査報告書
光学系付着物及び各駆動系全て検査致しました

光学系付着物:レンズ鏡胴内部全ての部位に付着していた光学系付着物除去処置施しました。レンズ全体としてのクリアー度は復元しています。付着していた点カビの一部が腐蝕カビで、カビそのものは除去できていますが、除去後の腐蝕痕が各部位に残ります。

絞り羽ユニット機構:クリック型絞り羽構造で、3.5から22指標位置まで9か所のプレート溝に収まり異常なし。トルク感規定値内。フリー絞り調整ダイヤル全領域にてスムースに駆動。

フォーカス調整機構:2.5~∞指標位置まで全領域駆動。トルク感規定値内でスムースに駆動

Takumar 300mm F4 No241480
⑤Takumar 300mm F4
機種名⑤Takumar 300mm F4
シリアルNO241480
付属品前後キャップ、ケース(写真未収録)、雲台、専用フード
依頼内容総合的な検査
お預かり日2020年8月19日
検査報告書
光学系付着物及び各駆動系全て検査致しました

光学系付着物:レンズ鏡胴内部全ての部位に付着していた光学系付着物除去処置施しました。レンズ全体としてのクリアー度は復元しています。付着していた点カビと菌糸状カビの一部が腐蝕カビで、カビそのものは除去できていますが、除去後の腐蝕痕が各部位に残ります。

絞り羽ユニット機構:クリック型絞り羽構造で、4から22指標位置まで10か所のプレート溝に収まり異常なし。トルク感規定値内。

フォーカス調整機構:7.5~∞指標位置まで全領域駆動。トルク感規定値内でスムースに駆動するがやや重め。

光学機器の特徴

レンズの様な光学機器は、機密性が高く、駆動系螺旋状部金属同士の摩耗緩和の為のグリスを主な栄養源として、未試用期間が長期化すると、レンズ鏡胴内部にカビが発生します。カビの胞子は何かの拍子にガラス玉にも移動します。金属ほど強度が強くないガラス玉は、カビの付着期間が長くなる程、レンズ表面が浸食されていきます。

カビそのものが除去できたとしても、除去後のレンズ表面に極々深度の浅い凹凸が残ってしまいます。この現象を腐蝕痕と呼んでいます。この様な症状は、保管状態により今後も再現されます。ご所有の全てのレンズを毎日使って、撮影する事は現実性がないと思いますので、せめて、隙間時間にレンズ単体を手に取って、フォーカス調整ダイヤルと絞り羽調整ダイヤルの二つの機構を回して、レンズ鏡胴内部に空気の流れを作ってあげて下さい。同時に、解放状態で蛍光灯光源でも構わないので、自然光を入れてあげて下さい。カビの繁殖防止にとても有効です。

納品に関しまして

※お願い・・・銀行お振込み頂きましたら、その旨メールにてお知らせ頂けますと幸いでございます。確認後速やかに納品させて頂きます。

発送方法クロネコ着払い便
送り状NO4675-5252-8155
配送状況お荷物追跡システム

ご決済に関しまして

整備費レンズ×5本合計=45,000円(税込)
決済方法銀行振り込み
お願いご決済後メールにてお知らせ下さい
お振込み先銀行

・みずほ銀行
・五香支店
・口座名義 一般社団法人 日本レンズ協会
・普通口座
・口座番号 1715154

山田 太郎の様にご記入下さい

ご縁ございましたら、今後もお付き合い・ご指導宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔

kensuke tasai と申します。 光学機器の修理を主たる業務としております。 関連コンテンツも並行して配信させて頂いておりますので、リクエストございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。