Minolta AF 35mm F1.4 修理報告

Minolta AF 35mm F1.4

今回のご依頼の様にAF機能があるレンズは時々そのAF機能が効かなくなるケースがあります。その主な原因は二つあります。一つ目は電子基板系のどこかに支障があるケースで、もう一つはフォーカス調整機構に問題があるケースです。電子基板系の問題がある場合は、遜色のない同規格部位交換が必要になりますが該当部位の入手が困難で、フォーカス調整機構に問題がある場合は、レンズに組み込まれているDCモーターとの力関係を改善できれば動がは復元するケースもありますが、復元した駆動がいつまで安定するかは不明です。この様に便利なAF機構は一旦壊れると修理の範疇で施せる整備には限界があります。

レンズ検査ご依頼までの流れ(経緯)

今回のご依頼はメールにて受け付けましたので、その内容を簡潔にまとめました。

メールにてのお問い合わせ

AFが出来なくなったこと。ピントリングが固い。この二点の修理をお願いしたいのですが、可能でしょうか。AFモードでは全くレンズが動かないで、シャッターも切れません。MFモードではダイヤルが固くてスムースに動きません。しばらく仕舞っておいたら久しぶりに撮影しようと思ってこんな状態になっていました。以前は頻繁に使っていたので、もし直ったらこれからも撮影しようと願っています。

Minolta AF 35mm F1.4 付属品
Minolta AF 35mm F1.4 付属品
機種名Minolta AF 35mm F1.4
シリアルNO20201673
付属品前後キャップ、フィルター
課題(所有者さん見解)AFが出来なくなったこと。ピントリングが固い。

修理報告

修理の範疇ではフォーカス機構関連螺旋状部に付着していた汚れを除去する処置がメインとなりますが、処置後こちらで所有している検査用カメラに装着しての復元状態はAF・MF共に駆動しております。只、所有者さんのご愛用機種に装着してどの様な復元状態に至ったかはこちらでは把握できませんので、到着後状態を調べて頂きます様お願い申し上げます。又、処置後の復元状態を補足動画にて解説致しました。お時間ございます時に閲覧して頂けますと幸いでございます。お電話にてのお伝えしましたが、今回の処置で復元した動作がいつまで安定するかは不明です。今後同じ様な状態になってしまう事も考えられます。AF機能のレンズを整備しながら状態を維持する難しさご理解お願い致します。

Minolta AF 35mm F1.4 検査
Minolta AF 35mm F1.4 復元状態を検査用カメラで確認

復元状態を動画にて解説

納品に関しまして

※お願い・・・銀行お振込み頂きましたら、その旨メールにてお知らせ頂けますと幸いでございます。確認後速やかに納品させて頂きます。

発送方法クロネコ着払い便
送り状NO別途メールにて記載
配送状況お荷物追跡システム

ご決済に関しまして

整備費18,000円(税込)
決済方法銀行振り込み
お願いご決済後メールにてお知らせ下さい
お振込み先銀行

・みずほ銀行
・五香支店
・口座名義 一般社団法人 日本レンズ協会
・普通口座
・口座番号 1715154

山田 太郎の様にご記入下さい

ご縁ございましたら、今後もお付き合い・ご指導宜しくお願い申し上げます。
(一社)日本レンズ協会 代表理事 田斉 健輔

kensuke tasai と申します。 光学機器の修理を主たる業務としております。 関連コンテンツも並行して配信させて頂いておりますので、リクエストございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。