Sony-α NEX5でFED И-26M 52mm F2.8 L39マウントレンズを装填して、風景写真を撮影してみました。今は、マウントアダプターがあるのでとても便利です。フイルム時代のオールドレンズを楽しめます。カメラのモードをマニュアル設定にして、絞りはレンズで調整します。シャッターボタンを半押ししても、自動でピントは合わないので、ピント合わせは自分の感性で行ないます。
丁度良い露出値指標に、カメラ側でシャッタースピードを調整してくれるので、レンズの絞り値を解放にしたり、絞ったりして被写体をファインダーで見ながら、ピント合わせは自分でしっかり行います。Sony-α NEX5というミラーレスカメラは、ファインダーが背面パネルですから、晴天時屋外撮影には、ビューファインダーがあった方がいいです。また、三脚を使った方が、手振れの様な初歩的なミスは防げると思います。絞り値は殆ど解放で背景のボケ具合もテストしてみました。
Sony-α NEX5
解説するまでもないとは思いますが、このレンズは、標準レンズですので、被写体に思いっきり近付き、絞りを解放にして撮影すると、光の加減で背景が玉ボケするシーンが撮れる事があります。L39マウント規格のオールドレンズは、当時レンジファインダーフイルムカメラ様に開発されたレンズです。こんな昔のレンズをデジカメで撮ると、撮影の腕は一先ず置いといて、どんな絵になるのか楽しみです。旧ソ連時代のLeitzコピーレンズは映りに特徴があるのでしょうか?
意図的に解放で背景をぼかす撮影は私には少し難しく感じられました。60枚くらい撮影してみて、他のオールドレンズと比較すると、この機種は比較的ふわっとした淡い味わいの絵が撮れる様な気がしました。FEDのレンズの特徴なのでしょうか?
規格のマウントアダプター=L39規格のスクリュータイプのマウントがあれば、どんなデジタル一眼でも楽しめます!レンジファインダーフイルム時代のレンズが今でも活躍している事は、修理の世界に身を置いている人間としても嬉しい限りです。スクリュータイプなので、レンズがカメラ本体からずれない様に気を配りました。
お気に入りの場所
旧齋藤邸の敷地には、主屋、離れ、竹紙ちくし工房、門などがあり、敷地面積は約5,500平方メートルあります。主屋は、明治34年(1901年)に建てられたもので、主屋と離れは茅葺屋根を有しています。庭園は、竹林や梅、松などをはじめとする四季折々の植物であふれ、松戸市内では数少ない光景が広がっています。詳細は、松戸市教育委員会広報公式サイトをご閲覧下さい。
これからの余生は、どこか静かな里山で過ごしたいと思っていますが、この空間だけ、まるで時が止まってしまった様な静寂なひと時を味わえる、お気に入りの場所です。ホットモットののり弁持参で、Canon Serenar 50mm F1.8レンズで撮影した写真をスライドショーにしてみました。8分間くらいの映像になります。
私は写真家ではないので、写真の出来には全く自信がありませんが、ミラーレスカメラ+FED И-26M 52mm F2.8 L39マウントというオールドレンズの撮影は少し難しく感じましたが、楽しいひと時を過ごせました。標準というレンズは、意外と目の前に広がる全体の景色を切り取る際のピント合わせが難しいと感じました。殆どのシーンを今回は解放値近くで撮ってみました。
この機種以外で撮影した自然風景写真も沢山あります。機会ある毎に不定期にはなりますが、他のレンズを使って風景写真を撮っていきます。仕事柄様々なオールドレンズを入手できるので、只整備するのではなくて、機会を作って実写もしていきます。
2021年6月時点で23機種くらいのオールドレンズで試写してみました。